2007年08月17日
Keywords: 再生可能エネルギー 企業(製造業) 環境技術
京セラは2007年04月18日、世界で高まっている太陽電池の需要に対応し、2010年度には現在の約3倍の500MWまで生産量を引き上げる計画を発表した。
シリコン原料の安定供給を受け、基幹デバイスである太陽電池セルを製造する滋賀八日市工場にて2007年度より毎年約50億円、総額約200億円の設備投資を行い、2010年度には年間500MWの生産体制を整える。これは日本国内の住宅(一般的な設置容量3.7kW)約13万5000棟への供給量に相当する。
また太陽電池の世界主要4市場、日本・欧州・米国・中国の需要拡大に迅速に対応できるよう、すでに各地域で太陽電池モジュールの現地製造・供給体制を確立しており、今後、4拠点にて総額約100億円の設備投資による生産体制の増強を図る。
同社は、1975年から2006年まで累計約760MW分の太陽電池を出荷している。2010年度に500MWの生産量を実現すると、その時点で太陽電池の累計出荷量は約2.16GWとなる。これは総計約28万kl/年の石油使用削減に相当し、CO2削減量を植林面積で換算すると、東京都とほぼ同面積の約2,100km2に相当する。
http://www.kyocera.co.jp/news/2007/0402.html
http://www.kyocera.co.jp/prdct/solar/index.html
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登録日時: 2007/08/17 06:44:29 AM
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