エネルギー・地球温暖化

2006年05月31日

 

三菱重工 新開発太陽電池を量産へ

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業) 

 

三菱重工業は、これまで同社が製造してきたアモルファス型太陽電池の1.5倍の出力を持つ微結晶タンデム型太陽電池(1枚あたりの出力150w)を開発、長崎県諫早市に新工場を建設して量産体制に入る。2006年2月に着工し、2007年4月からの稼動を目指している。

新工場の生産能力は年間4万kWを予定、従来のアモルファス型電池と合わせると同社の太陽電池生産規模は年間5万kWとなり、これまでの5倍に引き上げられることになる。

微結晶タンデム型太陽電池は、従来のアモルファス型電池のシリコン膜に微結晶のシリコン膜が積層された2層構造タイプになっており、太陽光スペクトルを幅広く吸収するため、発電効率が高い。薄膜系電池の次世代機種として、同社と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が共同で実用化へ向けて技術開発を進めてきた。

原材料の減少が心配される結晶型太陽電池と異なり、薄膜系電池である微結晶タンデム型電池はコストダウンと安定供給が期待できる。同社は世界の太陽電池市場の成長を年率30%と見込んでおり、2008年度には150億円規模の売り上げを目指す。



http://www.mhi.co.jp/news/sec1/200602024432.html




登録日時: 2006/05/31 02:31:40 PM

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