幸せ・レジリエンス

2007年07月15日

 

日本の子ども、先進国の中で最も「孤独」

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「自分は孤独だ」「自分は場違いな気がする」と感じている子どもの割合は、日本が先進国の中で最も高い--2007年2月に公表された国連児童基金(ユニセフ)の報告書で、こんな日本の状況が浮かび上がった。

この調査は、子どもの「幸福度(well-being)」を測定するため、経済協力開発機構の加盟国20数カ国を対象に行われたもの。子ども自身の意識を尋ねた項目で、「自分は孤独だと感じる」と答えた15才の子どもの割合は、日本が29.8%で1位。2位のアイスランド(10.3%)、3位のポーランド(8.4%)などに比べ突出して高かった。また、「自分は場違いな感じがする(18.1%)」と答えた割合も、24カ国中でトップ。

一方、物質的な幸福度では、日本は24カ国中18位だった。このうち、学習机やコンピューターなど、良好な教育環境を示す8項目のうち5項目以下しか持たない15歳の子どもの割合(53.3%)がギリシアに次いで高く、また、家に10冊未満の本しかない家庭の割合は24カ国中7番目に高かった。




http://www.unicef.or.jp/library/pres_bn2007/pdf/rc7_aw3.pdf


登録日時: 2007/07/15 11:21:06 AM

英語記事はこちら


 


 

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