生物多様性・食糧・水

2007年03月15日

 

東アジア酸性雨モニタリングネットワーク第8回政府間会合、開催される

Keywords:  生態系・生物多様性  政府 

 

東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)の第8回政府間会合が、2006年11月29日-30日に、ベトナムのハノイで開催された。EANET政府間会合とは毎年1回参加国及び関連国際機関などの代表が参加し、EANET活動に関する意思決定を行うもの。参加13か国(カンボジア、中国、インドネシア、日本、ラオス、マレーシア、モンゴル、フィリピン、ロシア、韓国、タイ、ベトナム、ミャンマー)の代表などが出席した。

本会合では、4年分のデータから東アジア地域の酸性雨の状況をまとめた第1次評価報告書案を公表することが了承された。また、今後5年間(2006~2010年)にEANETが進めるべき越境大気汚染に関する調査研究などの活動計画案が検討された。第9回政府間会合は、2007年秋にラオスにて開催される予定。

EANETの主な活動は、酸性雨モニタリングの実施、データの収集、評価、保管及び提供、参加国への技術支援と研修プログラムの実施、酸性雨に関連した調査研究活動の推進、普及啓発活動の推進など。

近年の東アジアの経済の急成長などにより、酸性雨の原因物質の排出量が急増したことから、2001年1月から本格稼働を開始しており、日本が財政面・技術面ともに主体となって進めてきた。今後も日本はEANET活動の体制基盤の強化と将来的な発展・拡大に向けて取り組んでいく方針。




http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7763




登録日時: 2007/03/15 02:49:14 PM

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