2004年08月24日
Keywords: 3R・廃棄物 NGO・市民 企業(製造業) 企業(非製造業) 再生可能エネルギー 化学物質 政策・制度
大手化学企業のクラレは、2004年6月15日、岡山県倉敷市にある倉敷事業所(玉島)におけるバイオマス燃料の使用を、これまでの年間1,000トンから16,000トンに拡大することを発表した。技術面、供給面の目処がたったことため実施に踏み切ることになったもので、本格稼動は2004年12月からの予定。
今回対象としているバイオマス燃料は、建築系の解体木屑。2002年に建設リサイクル法が施行され、建設廃材の再資源化が義務付けられたこと、ダイオキシン法規制強化により焼却炉の停止が相次いだことから、これまでは焼却されていた木屑も再資源化を進めなくてはならない状況となっている。
クラレが受け入れる解体木屑は、NPO法人「中四国木材資源リサイクル協会」会員で、破砕量が多く品質管理に理解のある近隣の3社が供給。これによる環境負荷低減効果は、CO2換算で年間22,000トン。
同社は環境負荷の低減を目指し、1987年から社内外の廃プラスチック類の回収利用によるサーマルリサイクルに取り組んできた。今回、バイオマス燃料を導入することで、さらに環境への貢献を推進したいとしている。
http://www.kuraray.co.jp/release/2004/040615.html
登録日時: 2004/08/24 02:35:27 PM
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