化学物質

2004年08月17日

 

1000年先の子供たちのために - 「食品と暮らしの安全基金」

Keywords:  化学物質  NGO・市民  食糧 

 

1984年、子孫を人工化学物質による被害から守るため、食品添加物や農薬などの遺伝毒性のテストを民間主導で行なっていこうとスタートした「日本子孫基金」が、設立20周年を迎えた2004年、新たに「食品と暮らしの安全基金」に名称変更し、さらなる活動を続けている。

ポストハーベスト農薬のスクープと全容解明をはじめ、シックハウス、遺伝子操作食品、ダイオキシン問題、環境ホルモン等、暮らしに潜む様々な危険性を指摘し、人々の安全な生活に向けて活動を続けてきた。

2002年発刊の「食べるな、危険!」はベストセラーとなり、翌2003年には「食べたい、安全!」「食べ物から広がる耐性菌」を発刊。2004年2月には、人権擁護活動の尽力者に贈られる「東京弁護士会人権賞」を、環境分野では初めて受賞した。

同基金事務局長の小若順一氏は、「新しい視点で問題点を見つけ、インパクトを与えて改善させるのが、市民団体として私達ができる最高の仕事ではないか」と考え、「これからも、発想が固定化しないよう課題を多角的に見つめながら活動していきたい」と語る。

活動経費は、会員の会費(月刊誌の年間購読料:個人1万円、グループ3万円)や寄付、出版物の売上で支えられており、初年度70名だった会員数は2004年現在4,400名まで伸びている。



http://tabemono.info




登録日時: 2004/08/17 09:35:33 AM

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