エネルギー・地球温暖化

2003年12月17日

 

2001年度の日本の温室効果ガス排出量、前年度比2.5%減

Keywords:  省エネ  地球温暖化  政府 

 

2001年度の二酸化炭素(CO2)などを中心とする温室効果ガスの国内総排出量は、12億9900万トンで、前年度と比べると2.5%減少した。ただし、基準年である1990年と比較すると5.2%上回っている。

CO2だけに限ってみると、総排出量は12億4000万トンで、1人あたり排出量は9.53トン。それぞれ前年度と比べると2.0%、2.3%の減少を示しているが、基準年比較では、総排出量で8.2%、1人あたり排出量で5.0%の増加である。

部門別にみると、CO2排出量の約4割を占める産業部門からの排出量が、基準年比較でも減少(基準年比5.1%減、前年比3.8%減)。家庭部門は前年度比は2.5%減だったものの、基準年比較では19.4%増。運輸部門、業務その他部門は前年度と比べても若干増加しており(それぞれ、0.8%増、1.3%増)、基準年と比べるとそれぞれ22.8%増、30.9%増とかなりの増加を示している。

環境省は、温室効果ガス排出量が前年に比べて減少した要因として、需要電力量が1.6%減少したこと、景気の低迷を受け大部分の業種において生産活動が減少したこと、暖冬冷夏により冷暖房の使用が控えられたこと、などを挙げている。



http://www.mlit.go.jp/singikai/koutusin/koutu/kankyou/1/shiryou4.pdf




登録日時: 2003/12/17 09:22:40 AM

英語記事はこちら


 


 

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