エネルギー・地球温暖化

2014年11月04日

 

日本の再生可能エネルギーの現状(2014年作成)

Keywords:  再生可能エネルギー 

 

2012年7月に固定価格買取制度が導入されて以降、日本の再生可能エネルギーの状況は大きく様変わりしました。JFSではニュースレターを通じてこのような日本のエネルギーの最前線を継続してお伝えしてきました。

JFSニュースレター:
東日本大震災後の日本のエネルギーをめぐる状況(2013年2月号)
エネルギーをめぐる日本の最近動向(2013年6月号)
日本のエネルギーをめぐる現況(2013年10月号)
わくわく!日本の再生可能エネルギーの動向と現状(2013年11月号)

本ページでは、このような国内の再生可能エネルギーの現状を客観的なデータでお伝えします。

以下は、日本国内の各再生可能エネルギーの発電量の推計値と、日本の全発電量に占める割合、及び再生可能エネルギーの発電量の推移のグラフです。
※日本の全発電量:一般電気事業者、その他発電事業者および自家用発電を含む(「EDMC」「電気事業便覧」などより)発電量に対して、自然エネルギーの発電量(「自然エネルギー白書」で推計)などを加える。

2012年度の発電量推計値と日本の全発電量に占める割合
再生可能エネルギー 推計年間発電量(GWh) 割合(%)
太陽光発電 7,635  0.69% 
風力発電 4,838  0.44% 
地熱発電 2,609  0.24% 
小水力発電 17,401  1.58% 
バイオマス発電 12,186  1.11% 
合計 44,670  4.1% 


グラフ:自然エネルギーの年間発電電力量
再生可能エネルギーの年間発電量の推移

算定根拠は以下の通りです。
  • 太陽光:2012年度はFIT運転開始設備容量、2011年度まではJPEA国内向け出荷量から累積の設備容量を推計し、設備利用率(12%)から推計
  • 風力:2012年度は「電気事業便覧」の実績値。2003~2011年度はRPSでの供給量。2002以前は設備容量から、設備利用率(20%)による推計
  • 地熱:2012年度は「電気事業便覧」、2011年度までは火力原子力発電技術協会「地熱発電の現状と動向」の実績値
  • 小水力:(社)電力土木技術協会が公表している「水力発電所データベース」より最大出力1万kW以下の水路式でかつ流れ込み式あるいは調整池方式の発電所およびRPS対象設備から設備利用率(61%)を利用して推計
  • バイオマス:RPS対象設備よりバイオマス比率がおよそ60%以上のものの設備容量から設備利用率70%、バイオマス比率60%で推計


また、2012年度の国内の発電電力量の全体像は以下の通りです。

グラフ:エネルギー源別の発電電力量の割合
2012年度のエネルギー源別の発電電力量の割合


協力: 環境エネルギー政策研究所(ISEP)

参考資料:


最新の「日本の再生可能エネルギーの現状」(2016年作成)へ


 


 

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