エネルギー・地球温暖化

2009年07月23日

 

三洋電機 高効率の太陽電池を増産体制へ

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業) 

 

JFS/Sanyo Solar Cell
Copyright 三洋電機株式会社


三洋電機は、太陽光発電の需要増加に対応するため、HIT太陽電池セルの生産拠点である大阪府の二色の浜工場内に新棟建設を決定し、2009年2月17日に着工した。完成は同10月を予定。これにより、2010年度には国内生産拠点において、計600メガワットのHIT太陽電池セル生産能力を目指す。

HIT太陽電池は同社が1997年に量産を開始した独自製品で、結晶シリコン基板とアモルファスシリコン薄膜を用いて形成したハイブリッド型となっている。世界最高レベル(2009年2月現在)のセル変換効率を持ち、両面発電できるなど、省エネルギー、省資源で発電が行える。

太陽光発電システムの国内市場は、「住宅用太陽光発電システム補助制度」の復活により、拡大が期待される。また、欧米諸国においても、政府施策などに積極的な動きがあり、中長期的に太陽光発電システム市場の拡大が予想されている。同社では、2020年度にはHIT太陽電池の生産規模を2ギガワットへと拡大していく計画。

太陽光発電 - 日本での普及への歩みNo.70 (2008年6月号)
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/
027197.html

太陽光発電2030年までに55倍へ 環境省検討会の提言(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028981.html

登録日時: 2009/07/23 06:00:15 AM

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