エネルギー・地球温暖化

2009年02月11日

 

三菱重工業と三菱商事 アイスランドのクリーンエネルギー政策に貢献

Keywords:  再生可能エネルギー  交通・モビリティ  企業(製造業)  企業(非製造業) 

 

三菱重工業と三菱商事は、アイスランドが進める化石燃料に依存しないクリーンエネルギー政策に貢献していくことで合意し、2008年9月19日、同国と覚書(MOU)を交換した。第一弾として、新世代電気自動車の実証試験のためのインフラ構築で協力する。新世代電気自動車は、走行中にCO2などの排出ガスは出さず、電気代もガソリン代に比べ大幅に安価という特長を持つ。

同国は1980年代以降、再生可能エネルギーへの転換を進め、現在では、一次エネルギーの大部分を地熱発電と水力発電で賄う。近未来の水素利用社会を目指した、多様な試みも開始しており、先進的なクリーンエネルギー政策国として世界の関心を集めている。しかし、車両や船舶などの動力源については、未だ化石燃料に頼る状態が続いているため、同国政府は早期に改善をしたい考え。

両社は今回のMOU調印を機に、それぞれが保有する技術・ノウハウを結集し、エネルギー・環境分野で積極的な提案を行っていきたいとしている。また同国の主要産業である水産業の漁船燃料についても、軽油に代わるクリーン燃料の生産・供給で協力することを検討。両社は、クリーンエネルギー利用の最先端国であるアイスランドでの社会実験を通じて得た経験を、今後の世界展開につなげていきたいとしている。

アイスランドのクリーンエネルギー政策に貢献
http://www.mhi.co.jp/news/story/080919.html

登録日時: 2009/02/11 06:00:15 AM

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