2007年11月21日
Keywords: 再生可能エネルギー 企業(製造業) 環境技術
シャープは2007年7月31日、大阪府堺市に最先端の液晶パネル工場と、太陽電池工場を併設することを発表した。また、同敷地内に関連するインフラ施設や部材や部材・装置メーカーの工場を誘致し、「21世紀型コンビナート」を展開していく方針。同工場は同年11月に着工し、2010年3月までに生産を開始する予定。
新設する液晶パネル工場では、畳5畳分にあたる世界最大(2,850mm×3,050mm)のマザーガラスを世界ではじめて採用し、40型・50型・60型クラスの大型テレビ用液晶パネルを効率よく生産する。併設する太陽電池工場では、薄膜太陽電池の量産を行い、生産量は最大限の量産効果が見込まれる年間1,000MW規模を計画している。
両工場とも、薄膜技術をベースにしており、材料やユーティリティなどの共有化ができる。薄膜太陽電池は液晶技術の応用により、いっそうの生産性の向上が期待できる。
同コンビナートでは、インフラ関連施設や装置メーカーの工場を誘致することで、物流コストの削減化や生産計画などオペレーションの一元化などを図り、企業の垣根を越えた垂直統合型を目指す。また、優れた技術力を持つ各メーカーと、同社の技術者の緊密な連携により、新たな技術革新も図りたい考え。
http://www.sharp.co.jp/corporate/report/plant/
登録日時: 2007/11/21 11:30:31 PM
英語記事はこちら