政策・制度・技術

2007年07月07日

 

アイドリングストップ冷暖房システム CO2排出量・燃料コストを大幅削減

Keywords:  環境技術  交通・モビリティ  企業(製造業)  企業(非製造業)  地球温暖化  省エネ 

 

東京電力と日野自動車は2007年2月13日、「外部電源式アイドリングストップ冷暖房システム」の実証試験結果を発表した。両社共同で開発し、2005年8月より14ヶ月間実証試験を進めてきたもので、アイドリング時に比べ「CO2排出量約97%低減」「燃料消費コストを約98%低減」などの成果が得られた。アイドリングストップは、CO2排出量が増加している運輸部門の総排出量低減への有効な方策の一つとされている。

同システムは、トラックの運転席に設置する外部電源式冷暖房装置に、駐車場に設置する給電スタンドから系統電力を供給して運転室内の冷暖房を行うもの。エンジンをかけずに冷暖房が行えるため、CO2排出量・燃料消費コストを低減できる。トラックの運転席上部(屋根上)にパッケージクーラーを設置し、運転室内の冷房に使用し、暖房用には電気毛布と蓄熱マット(ホットカーペット)などを車内に装備している。

ドライバーへのヒアリングでも使い勝手に特に問題は無く、冷暖房装置による快適性、アイドリングストップによる静寂性も確認でき、両社は2007年度中に実用化を目指す。



http://www.tepco.co.jp/cc/press/07021301-j.html


http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu07_j/images/070213a.pdf


登録日時: 2007/07/07 10:56:44 AM

英語記事はこちら

 

 


 

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