エネルギー・地球温暖化

2006年05月04日

 

グリーンテック、CO2排出を減らす重油代替燃料を販売

Keywords:  化石エネルギー  企業(製造業)  省エネ 

 

リサイクル固形燃料RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)を製造しているグリーンテックは、工場向けの重油代替燃料を廃プラスチックから効率的に製造する技術を開発、販売流通を目指して2005年4月から本格的な製造に入った。

商標名をCPF(Cube Plastic Fuel)というこの製品は、燃料コストが重油の半分以下で、原料に炭素含有量の少ない廃プラスチックだけを使用しているため、燃焼時の二酸化炭素排出量が重油使用時に比べ1-2割削減できる。商業ベースにのった廃プラスチック利用重油代替燃料の生産は国内初。

原料は商品の包装などに使う軟質フィルム。グラビア印刷工場・製袋工場等の産業廃棄物、スーパーのレジ袋・お菓子の袋等の一般廃棄物などが資源となる。現在のCPFの納入先である大手製紙メーカー1社からは大変高い評価を得ている。

重油の価格高騰が続くなか、同社では今後の需要増を見越して、安定供給に応じられる体制を作ろうと、全国のリサイクル業者に協力を呼びかけ、原料収集から製造、販売まで協力し合うネットワークを立ち上げている。製造協力工場は全国に約30カ所あり、2005年の年間生産量は協力工場を含めて4万トン。2年後には年間生産10万トンを目指している。





登録日時: 2006/05/04 11:11:30 PM

英語記事はこちら


 


 

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