2006年03月24日
ファーストエスコは、木質チップを利用したバイオマス発電所の1号基「岩国ウッドパワー」の商業運転を、2006年1月1日に開始した。10,000kW級の商業用発電所としては、国内初。木質バイオマス発電としては、約29%と高い発電効率を誇る。
同発電所は2004年10月に山口県岩国市で着工、2005年9月に試運転を開始した。資源が持つエネルギーを最大限に生かすため、循環流動層ボイラーを用いた汽力発電を採用している。同発電所で生産した電力は、所内で使用する電力を除き、系統を通じて供給することができる。
木質バイオマス発電事業を継続するには、使用燃料を充分に確保する必要がある。同発電所では、既に業務提携している日本樹木リサイクル協会の加盟社である飯森木材から、選別、破砕された木質チップを購入し、長期安定的に受け入れる。年間約9万トンの木質バイオマスを使用する予定。
登録日時: 2006/03/24 05:15:04 PM
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