2005年10月29日
Keywords: 再生可能エネルギー 企業(非製造業) 環境技術
関西電力と新潟原動機は400kWとしては世界最高レベルの発電効率42.1%を実現するガスエンジンを共同開発したことを2005年5月30日に発表した。
このガスエンジンは、最も着火エネルギーが強く、確実で素早い燃焼を実現できるマイクロパイロット着火方式を採用。従来の火花点火方式に比べ、10%の熱効率アップと30%の出力アップが実現できる。また、強力な着火エネルギーによって、熱分解ガスや下水汚泥ガスのような非常に低い発熱量のガスも燃料ガスとして使用できる。排気ガス中のNOx排出量は従来のガスエンジンと同様に低い値を維持している。
加えて、従来のエンジンと同量の燃料で、より多くのエネルギー(燃料の爆発エネルギー)を取り出すことができる早閉じミラーサイクルを採用。発電効率が高いことから、電気と熱をバランス良く作ることができ、ユーザーとして想定される大規模病院、シティホテル、工場などのランニングコストの低減に繋がるとしている。
このガスエンジンは2005年度下期には、関西電力グループ会社である関電ガス・アンド・コージェネレーションのサービスラインナップに加え、販売を開始する予定。
http://www.kepco.co.jp/pressre/2005/0530-1j.html
登録日時: 2005/10/29 03:20:45 PM
英語記事はこちら