2005年10月14日
日本コカ・コーラは2005年5月27日、地球温暖化防止への取り組みとして、2005年中に1,500台の二酸化炭素を冷媒として使用するノンフロン型自動販売機を先行導入し、2020年までに保有する全国約98万台を、温室効果の高い代替フロンHFCを使用しない機種へ全面的に切り替える方針を発表した。
同社は、全国14ボトリング会社などとともに構成する日本のコカ・コーラシステムでの展開を目指して、グループ会社に対する購入促進プログラムを実施し、切り替えを支援する。また、2008年度までには経済性を高めた機種の量産化を実現し、同年以降に同システムが新規購入する自販機を全てノンフロン型機にすることを目指す。
代替フロンHFCは、オゾン層は破壊しないものの、二酸化炭素の数百-1万倍強の温暖化効果があることから、京都議定書の排出削減対象となっている。ちなみに、現在の一般自販機に使われているR-407C(HFCの混合冷媒)の温暖化効果は、二酸化炭素の約1,500倍ときわめて高い。
同社は2003年からノンフロン型自販機の実地試験を開始していたが、今回の決定は徹底して脱フロン化を目指す同グループの動きとして注目されている。
http://www.cocacola.co.jp/corporate/release/pdf/453.pdf
登録日時: 2005/10/14 09:34:28 AM
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