エネルギー・地球温暖化

2005年09月05日

 

帝人、バイオマス燃料化の推進で年間6.5万トンのCO2削減へ

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  省エネ 

 

2005年5月17日、帝人グループはバイオマス燃料化プロジェクトを推進すると発表した。同プロジェクトが完遂すると、グループ全体の国内CO2発生量を年間6.5万トン(1990年度排出量の2.6%に相当)削減できる見込み。

帝人テクノプロダクツ三原製造所(広島県三原市)では、新設する循環流動層ボイラーの燃料として、樹皮、製材屑、建築廃材などの木質バイオマス、および廃タイヤ、RPFなどのリサイクル燃料を使用する。従来の石炭消費量の36%を代替することで、CO2発生量を年間3.3万トン削減できる見込み。設備の完成予定は2006年12月。

帝人ファイバー松山事業所(愛媛県松山市)では、既存の微粉炭ボイラーで微粉化した木質バイオマスを石炭と混焼する取り組みを行ってきた。今回5%のバイオマス混焼に成功したので、今後さらに比率を高め、10%を目標に、実用化に向けた検討を進める。実用化すると、CO2発生量を年間3.2万トン削減できる見込み。

木質バイオマス、リサイクル燃料は、それぞれの地元から調達する予定で、地域循環型社会形成に貢献できるものとして期待されている。





登録日時: 2005/09/05 02:35:32 PM

英語記事はこちら


 


 

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