2005年08月10日
Keywords: 3R・廃棄物 地方自治体 大学・研究機関 環境技術
三重県科学技術振興センター農業研究部は、「木質解繊物およびその製造方法、ならびに微生物資材」の発明で特許を取得したと、2005年4月13日発表した。発明された技術を利用することで、大量に発生する公園・街路樹の剪定枝等一般廃棄物として焼却処分されている木質廃棄物が園芸用資材として有効活用できる。
この技術は、木材チップを加圧容器内で高温・高圧の水蒸気にかけた後、急激に大気圧下に放出して細分化する「蒸煮爆砕処理」という方法で得られるスポンジ状の木質解繊物とその製造方法。
この木質解繊物は無菌的な性質を持ち、有用微生物の増殖が可能であるため、園芸用培地として利用すると農薬の使用を抑えられると考えられている。特に、土壌病害に弱いキャベツ、ハクサイ等に向けた利用が期待される。今後は、本発明についてイベント等の機会を通じて広報し普及促進に努める考え。
登録日時: 2005/08/10 08:53:49 AM
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