2004年07月02日
Keywords: 3R・廃棄物 企業(製造業) 企業(非製造業) 地球温暖化 環境技術 省エネ
コクヨの子会社、コクヨエンジニアリングは、廃棄されるタイルカーペットを回収して再生原料に使用した環境対応の「リサイクル タイルカーペット」を2004年4月1日から発売した。
これまで、オフィスのリニューアルなどで不要となったタイルカーペットは、産業廃棄物として埋立処理されていたが、塩化ビニールとその他の素材に分別してリサイクルする技術を、株式会社御美商が開発し、資源循環システムによって産業廃棄物の最終処分量を削減することが可能になった。
全国のコクヨのファニチャーの販売ルートを通してメーカーにかかわらず回収されたタイルカーペットは、御美商がリサイクル工場でリファインパウダーに再資源化。この再生原料を100%用いた塩化ビニールシート「リファインバック」を、バッキング部分(裏地)に使用した「リサイクル タイルカーペット」を、回収したユーザーだけでなく、官公庁を始めとして、環境対応に関心の高いユーザー企業に対して広く販売する。2004年度の年間売上目標は1億円。
この資源循環システムによって産業廃棄物の最終処分量を削減。また、バッキング部分の原料製造でのエネルギー消費量およびCO2排出量を、ヴァージン原料とリサイクル原料で比較すると、エネルギー消費量は98.8%の削減、CO2排出量は99.8%の削減となる。(塩化ビニールコンパウンドを1トン製造した場合=タイルカーペット約340㎡相当)
http://www.kokuyo.co.jp/press/news/20040329-259.html
登録日時: 2004/07/02 12:04:47 PM
英語記事はこちら