2012年11月14日
九州大学応用力学研究所は2012年8月6日、風力発電の立地点周辺における気流を可視化し、発電量との相関を実証することに成功したと発表した。
九州電力と西日本技術開発と2010年から2年間実施してきた共同研究。2008年10月に運転開始した長島風力発電所の実測運転データを精査し、発電効率の高い風車と低い風車を選定の上、風に対する建物や地形の効果を予測可能なシミュレーRIAM-COMPACT(R)(リアムコンパクト)を用いて、気流シミュレーションを実施し、風車周辺における複雑な気流の動きと発電効率を把握することができた。
本研究結果の活用で、故障発生が低く効率的な発電に最適な風車の立地点の選定が可能になることが期待される。
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