2012年10月02日
Keywords: 環境技術 企業(製造業) 企業(非製造業)
JX日鉱日石エネルギー、IHIおよびデンソーは2012年6月27日、3社が発起人となり民間企業10社を主体として、微細藻燃料開発推進協議会を設立したことを発表した。
地球温暖化問題への対応が喫緊の課題となっている中、再生可能なエネルギー資源であるバイオマスを利用した微細藻燃料は、運輸部門のCO2削減策として期待されており、世界的に開発が進められている。
微細藻燃料は、エネルギー資源の多様化や、エネルギー自給率の向上に貢献でき、また既存の石油製品と同等に扱えるため、新たな燃料供給インフラの投資も不要。その上、既存のバイオ燃料について懸念されている食料との競合を回避するだけでなく、抽出残さは飼料等に利用が期待できるため、食料生産に貢献できる可能性がある。
しかし、実用化にあたっては、培養、油分の抽出、燃料化といった各工程の技術開発の課題を解決し、一貫生産システムの構築を行うことが必要であり、そのためには、各企業のアライアンスにとどまらず、産官学のオールジャパンでの取り組みとすべく、同協議会を設立することを決定した。
微細藻燃料開発推進協議会の設立について
JX日鉱日石エネルギー株式会社
株式会社IHI
株式会社デンソー