2009年10月16日
衣料品大手小売のユニクロは2009年5月29日、商品リサイクルのための不要衣料回収数が、同年3月に月あたり100万点を突破したと発表した。2001年に同社で販売したフリースの回収、リサイクルから始まり、その後同社の全衣料を毎年3月と9月に回収しており、今回は6回目。前回に比べ1.5倍の回収数となった。
回収した衣料は、発展途上国への支援物資としてのリユースが84%、電気エネルギーへのリサイクルが10%、ウエスや断熱材などへのリサイクルが6%として、それぞれ活用される。
途上国への支援は、2006年より国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と協力して、世界中の難民キャンプに衣料を寄贈してきた。これまでに支援してきた国は、タイ、ネパール、ウガンダ、タンザニア、エチオピアなど。衣料の果たす役割は、感染症の予防に役立てる、着る服がなく学校に行けない子どもたちへの通学の動機付けとなる、女性の社会参加のきっかけになるなど。
衣料品不足に困る難民の数は現在、世界に3000万人以上と言われている。そのため、同社では今後もより多くの衣料を現地へ届けるために、2009年からは従来の3月、9月の回収・リサイクル活動に6月も加えることになった。
ユニクロ 91万点の商品を回収、発展途上国への支援など(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024918.html
ユニクロ、毎年3月と9月に全商品をリサイクルへ(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024415.html
2009年3月度ユニクロの全商品リサイクル活動 結果報告
http://www.uniqlo.com/jp/corp/pressrelease/
2009/05/20093.html
http://www.fastretailing.com/jp/csr/community/
refugeesupport.html
登録日時: 2009/10/16 06:00:15 AM