3R・廃棄物

2009年01月26日

 

パナソニック 蛍光灯ガラスの再利用拡大で原材料を半減

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業) 

 

パナソニックは2008年8月21日、中間処理会社で適正処理された使用済み蛍光灯のガラスを、自社ガラス工場内(大阪府高槻市)で再利用する取り組みを拡大すると発表した。これにより、ガラス原材料の使用量が半減、ガラス溶融時に排出されるCO2量を2007年度比で約12%削減できる。

これまで使用済み蛍光灯のガラスは、主にグラスウールやセメント材料など建築材料に使用されてきた。同社は2007年から中間処理会社と連携し、ガラスの一部を同社ガラス工場で再利用する取り組みを始めた。

蛍光灯用のガラスの品質を保つため、外部再生規格と評価基準を定め、自社ガラス工場においては、ガラス溶融炉内で安定した対流を保ち、均質なガラス品質を保つための温度制御技術を確立。使用済み蛍光灯のガラスを年に5,300トン再資源化し、「ランプからランプへ」の循環が可能となった。

同社では、今後効率化によりガラス溶融時の燃焼方式の改善を行い、2010年度には、約13%のCO2排出量を削減する予定。今回の使用済み蛍光灯の再利用による効果と合わせて、2007年度比で約25%のCO2排出量削減が可能となるとしている。

使用済み蛍光灯ガラスの再利用を拡大
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/
data.dir/jn080821-4/jn080821-4.html

登録日時: 2009/01/26 6:00:15 AM

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