2007年01月22日
兵庫県紙器段ボール箱工業組合は、ダンボールなどに貼り付けて商情報の管理を行うバーコードの代替品として、紙製ICタグを開発し、2006年9月に業界向け展示会で発表し、大変な反響を呼んだ。
紙製ICタグの開発は、リサイクル可能なタグを作りたいと、2004年より兵庫県紙器段ボール箱工業組合が、兵庫県立大学、カルトン(株)、テクノリンクス(株)、ヤカ紙工(株)と共同で行ってきたもの。
紙製ICタグは、従来のバーコードに比べて情報量が多く、合成樹脂製と違ってリサイクル時に取り外す必要がないのでリサイクル率の向上につながるうえ、軽く、また大量生産にも向いているなどのメリットがある。量産化できれば、合成樹脂製よりコストも安くなるという。
同組合では、2年以内の実用化を目指している。紙製ICタグは、段ボール業界での実用化が先行すると考えられているが、生産業など一般の商品に取り付け可能なことから、今後の展開が期待される。
登録日時: 2007/01/22 09:51:09 AM
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