2006年03月01日
Keywords: 3R・廃棄物 エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業)
凸版印刷とその子会社のトッパンコンテナーは2005年11月16日、ワンタッチで簡単に組み立てられ、止め金具(ステープル)を使わずに開口部を組み合わせるだけで封緘できる青果物用の段ボール「ELケース」を開発し、本格的な販売を開始すると発表した。
従来の段ボールの封緘には、テープ、ステープル、樹脂などの封緘資材が広く使われているが、作業の能率、安全性、リサイクルのし易さなどの点で、封緘資材を使わずに組み立てられる段ボールへのニーズが高まっている。封緘強度などの理由でステープル針が使用されることが多い青果物用の段ボールでも、ステープルによるけがや針が製品に混入する事故などのため、業者間にはステープルを使った段ボールを敬遠する動きがでている。
「ELケース」はこれらのニーズに応えるために開発されたもので、同社では、安全性、コスト面ばかりでなく分別回収に対応するなど環境面でも優れているとしている。当面は、キュウリ、ネギ、ナスなど軽・中量野菜へ導入するが、同社はさらに技術開発を進め、重量野菜向けなどの用途拡充を目指している。
http://www.toppan.co.jp/news/newsrelease235.html
登録日時: 2006/03/01 10:52:35 PM
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