2005年11月04日
日産自動車は2005年5月24日、キューブとキューブキュービックのマイナーチェンジに際し、車室内の揮発性有機化合物(VOC)濃度を、厚生労働省が定めた13物質について、指針値以下のレベルに低減させたと発表した。
これは、日本自動車工業会(JAMA)が策定した試験方法において、上記2モデルのVOC濃度が指針値以下のレベルであることを確認したもの。JAMAは、自動車の使用環境を考慮して策定した車内VOC濃度試験方法に基づき、2007年度以降の新型乗用車において、同省規定の13物質の室内濃度値を満たすよう自主的に取り組んでいくと2005年2月に発表している。
日産は従来から車室内環境向上に取り組んでおり、イオンの力で車内を除菌するエアコンや紫外線を90%カットするUVカット断熱ガラスなどを積極的に採用。車室内VOCについても、すでにフーガなど一部のモデルにおいて、シートやドアトリム、カーペット等で、VOCを含まない、またはVOCが少ない部材や接着剤を使用するなど、継続的な低減に努めている。
同社は今後、同省の指針値を満足させるモデルを順次拡大していく予定。
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2005/_STORY/050524-02-j.html
車内のVOC濃度低減に向けて業界の自主規制始まる (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/985-j
登録日時: 2005/11/04 08:26:14 AM
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