2005年03月05日
Keywords: 3R・廃棄物 エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 企業(非製造業) 大学・研究機関 生態系・生物多様性
広島県廿日市での流出油回収の様子
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自重の9倍以上の油を吸着できる杉の油取りは、海や川に流出した油の回収、除去に利用されており、2004年9月には、広島県廿日市の港で発生した油流出事故でも全量を回収し、その吸油性能が高く評価された。他には工場での油除去や落書き消去作業での塗料溶剤の吸収除去などにも利用されている。
同製品の処分方法は焼却処理だが、100%天然素材のため環境への負荷が少ない。また回収した油ごと土壌の微生物で分解処理できることが実証されており、実用化への取り組みも始まっている。
同製品は、2001年に大分県産業科学技術センターと海上災害防止センターが共同で開発し、ぶんご有機肥料が製造、入交産業が販売している。
登録日時: 2005/03/05 11:13:48 AM
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