2003年10月08日
Keywords: 3R・廃棄物 交通・モビリティ 企業(非製造業)
大阪、神戸と姫路の間を走る山陽電鉄は2003年9月6日よりリサイクル「切符炭」を発売する。これは同社の地球環境保全への取り組みのなかで生まれたアイディア。
使用済みの乗車券を1100度の釜で45時間蒸し焼きにし、切符の形をそのまま残した製品に仕上げてある。冷蔵庫、車、部屋の消臭剤として、駅売店などで売り出す。
炭はにおい、ガスの吸着効果に優れ、脱臭剤としてさまざまな用途で使われるが、「切符炭」は原料が紙なので、木の繊維質がからみあっていて吸収する穴が多く、木炭よりも脱臭効果が高く、また効果も長持ちする。山陽電鉄は、使用後は地中に埋めて土壌改良剤として、また地下水の浄化にも役立ててほしいとしている。
登録日時: 2003/10/08 06:20:26 AM
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