エネルギー・地球温暖化

2012年10月18日

 

風力発電の現状(2012年作成)

Keywords:  再生可能エネルギー 

 

renewables2012-03_ja.jpg各国風力発電の累計設置量の推移


世界の風力発電の導入が急速に拡大している一方で、日本国内では近年、連系可能量の制約により導入量の多い地域では募集容量が制限され、希望者に対する抽選や入札が行われていたり、立地に伴う各種制約がある中でのRPS法による売電価格の低迷と将来へ法制度の不透明感、さらには世界的な設備需要の増加や日本固有の設備仕様による導入コストの上昇などで事業採算性が悪化していて、単年度導入量が低迷している状況にあります。
さらに、2012年度に開始された新しい全量全種の固定買取価格制度を睨んで、制度開始前の様子見と、補助制度の見直しの影響などが出ています。

国別の風力発電導入量や導入促進の政策などは以下の通りです。

国別の風力発電に関する2011年の導入量、2011年末の累積導入量、および政策
国名 導入量
(MW)
累積導入量
(MW)
政策等
中国 17,631  62,364  固定価格買取制度(全量)
アメリカ 6,810  46,919  州毎の政策(主にRPS)と
連邦政府のPTC(Production Tax Credit)
インド 3,019  16,084 
ドイツ 2,086  29,060  固定価格買取制度(全量)
イギリス 1,293  6,540 
カナダ 1,267  5,265 
スペイン 1,050  21,674  固定価格買取制度(全量)
日本 168  2,501  RPS法*
* 2012年7月から全量固定価格買取制度が導入されました。


参考資料:


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「風力発電の現状」(2011年作成)
「風力発電の現状」(2010年作成)

※ 本ページでは前回からの変更点をイタリック体で表記しています。


このページは Artists Project Earth の助成を受けています。
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