エネルギー・地球温暖化

2011年12月01日

 

風力発電の現状(2011年作成)

Keywords:  再生可能エネルギー 

 

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各国風力発電の累計設置量の推移


世界の風力発電の導入が急速に拡大している一方で、日本国内では近年、連系可能量の制約により導入量の多い地域では募集容量が制限され、希望者に対する抽選や入札が行われていたり、立地に伴う各種制約がある中でのRPS法による売電価格の低迷と将来へ法制度の不透明感、さらには世界的な設備需要の増加や日本固有の設備仕様による導入コストの上昇などで事業採算性が悪化していて、単年度導入量が低迷している状況にあります。

国別の風力発電導入量や導入促進の政策などは以下の通りです。

国別の風力発電に関する2010年の導入量、2010年末の累積導入量、および政策
国名 導入量
(MW)
累積導入量
(MW)
政策等
中国 18,928  44,733  固定価格買取制度(全量)
アメリカ 5,115  40,180  州毎の政策(主にRPS)と
連邦政府のPTC(Production Tax Credit)
インド 2,139  13,065 
スペイン 1,516  20,676  固定価格買取制度(全量)
ドイツ 1,493  27,214  固定価格買取制度(全量)
日本 221  2,304  RPS法*
* 2011年8月26日に再生可能エネルギー法が成立し、
2012年7月からの全量固定価格買取制度の導入が決まりました。


参考資料:


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「風力発電の現状」(2012年作成)
「風力発電の現状」(2010年作成)

※ 本ページでは数値などの前回からの変更点をイタリック体で表記しています。


このページは Artists Project Earth の助成を受けています。
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