エネルギー・地球温暖化

2013年05月19日

 

メガソーラー急拡大、住宅用太陽電池を抜く

Keywords:  再生可能エネルギー  政府 

 

太陽光発電協会が2013年2月26日に発表した「2012年10~12月の太陽電池の国内出荷量(発電能力ベース)」によると、メガソーラー(大規模太陽光発電所)など産業用や発電事業などに使われる太陽電池が、住宅用向けを初めて上回った。

2012年10~12月の太陽電池の国内出荷量(発電能力ベース)は、前年同期比2.5倍の100万3213キロワット。住宅用が47万6322キロワットで、自家発電や発電事業向けの非住宅用は52万6089キロワットで、住宅用を上回った。住宅用は前年同期に比べて44%増、非住宅用は7倍に増えた。

日本ではこれまで、2009年に住宅用太陽光発電に余剰買取制度が導入され、その結果、制度導入前の2008年で累計約214万kW(約50万世帯)だった太陽光発電の導入量が施行後3年間で491万kW(100万世帯超)へと倍増するなど、太陽電池市場の主流は住宅用だった。

2012年7月に導入された固定価格買取制度は、住宅用のみならず、自家発電・発電事業用も対象としているため、安定収益が見込めると考える多くの企業がメガソーラー事業に次々と参入しており、その結果、住宅用の伸び率を上回った。

関連のJFS記事:
日本の再生可能エネルギーの現況報告
コープさっぽろ、帯広市にメガソーラー発電所2カ所建設
JX日鉱日石エネルギー、メガソーラー発電事業に参入

English  

 

 

このページの先頭へ