2011年06月20日
Keywords: 教育 3R・廃棄物 再生可能エネルギー 地方自治体
国の環境モデル都市に選ばれた北九州市は、2010年秋、国内外で高い評価を得ている「環境」をメインテーマとした環境修学旅行の誘致を実現させた。観光客の増加による地域経済の活性化と、次世代を担う若者の環境意識を高めることがねらい。
修学旅行は日本の小・中・高等学校で学校行事の一環として、教職員の引率により児童・生徒が団体行動で宿泊を伴う見学・研修のための旅行。同市は地球温暖化防止・資源循環型社会の推進・自然共生についてあらゆるかたちで学べるコースを用意した。
具体的には、全国でもトップクラスの北九州エコタウンやシャボン玉石けん工場、風力発電などの見学のほか、産廃処分場跡地における植樹や廃材を利用した風力発電キットづくりなどの体験学習を盛り込んだのが特徴。植樹にカンガルーのフンやトマトの茎や葉から作った堆肥を用いたり、リサイクル可能な素材で作った弁当箱や箸を用いたエコ弁当や、ソファーの廃材からできたエコ土産を用意するなど、楽しみながら環境を学べる工夫もしている。
訪れた修学旅行生からは、北九州市の様々な環境の取組みを学んだことで、日常生活における環境意識が高まったという声が多く寄せられた。同市では、今後、市内の豊富な観光資源や平和学習と組み合わせた北九州市ならではの行程を提案していきたいと考えている。
登録日時:2011/06/20 06:00:15 AM
北九州市修学旅行体験学習プログラムガイド
http://www.kcta.or.jp/gakushu/
環境修学旅行 “君もエコ博士”
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000013994.pdf