エコ・ソーシャルビジネス

2004年09月22日

 

日本からアジア初のESCO・再生可能エネルギー事業ファンドに出資

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(非製造業)  再生可能エネルギー  政策・制度 

 

中部電力、北海道電力、三菱商事及び国際協力銀行は、アジア初のESCO(Energy Service Companyの略)・再生可能エネルギー事業向け投資ファンド(FE クリーン・エナジーファンド、通称:アジアESCOファンド)に出資を行った。ESCO事業とは、顧客に対し設備改善によるエネルギー効率化サービスを提供、効率化を保証し、顧客の光熱費削減分から収益を受け取る事業。

本ファンドは、FE Clean Energy Group, Inc.(米国コネティカット州)をファンドマネージャーとし、上記各社以外に、アジア開発銀行及びフランス経済協力振興投資公社も同時に参画を決定。総額は、現時点で約5000万ドルだが、今後新たな出資者の参加も予定されており、最大1億5000万ドルになる予定。

途上国におけるESCO事業や再生可能エネルギー事業は、情報不足、環境法制や環境政策等の不確実さといった要因があるため、リスクが高く、官民協調での対応が必要。本ファンドには、日本の政府機関として国際協力銀行が出資参加し、同行の持つ相手国政府等に対する交渉力、投資先国のカントリーリスクや投資環境に関する情報提供機能も活用する。

中部電力と三菱商事は、本ファンドの投資管理を請け負う会社に社員をそれぞれ1名出向させ、各社の保有する技術・ノウハウ・ネットワークを活用して本ファンドの投資案件の評価にも関与して行く予定。



http://www.jbic.go.jp/autocontents/japanese/news/2004/000061/index.htm




登録日時: 2004/09/22 03:23:51 PM

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