生物多様性・食糧・水

2010年10月06日

 

日本サブウェイ 世界初の野菜工場併設店でレタスを「店産店消」

Keywords:  食糧  企業(非製造業) 

 

JFS/Sandwich Chain Opens World's First Shop with Onsite Lettuce Factory
Copyright 日本サブウェイ株式会社


サンドイッチチェーンの日本サブウェイは2010年7月6日、店内に植物工場を併設した「サブウェイ野菜ラボ丸ビル店」をオープンした。「店産店消」をコンセプトとし、店内(66平方メートル)の中央にあるガラス張りスペースでレタスが栽培され、それを囲むように客席が配置されている。

同店で使用するレタスは、店内栽培と他の植物工場から仕入れたものも含め、水耕、無農薬栽培されたもの。植物工場システムは、自然の影響を直接受ける露地栽培とは異なり、光、養分、温度、二酸化炭素濃度を制御することができ、周年で安定的に作物を生産できる。

植物は、無数の色を持つ太陽光の中から必要な色の光だけを吸収するが、レタスは主に赤色と青色の光を使って成長する。そこで、太陽光の代わりに蛍光灯や発光ダイオード(LED)を用いることで、屋内で植物を育てることが可能となる。露地栽培の場合と比べ、4倍も早く成長するという結果も報告されている。

同社では、サンドイッチに使用する生野菜の約8割を、化学農薬を使わない素材に切り替えた。地域で生産された作物をその地域で消費する「地産地消」の考えをさらに進めた「店産店消」という新しいスタイルで、ファストフードの未来形を目指す。

長崎県佐世保市のハウステンボス 「植物工場」開始 太陽光発電も利用(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029837.html

サブウェイ「野菜ラボ丸ビル店」オープン
http://www.subway.co.jp/press/year2010/news28/
http://www.831lab.com/831labMarunouchi.html

登録日時:2010/10/06 06:00:15 AM

English  

 


 

このページの先頭へ