メッセージ

東日本大震災がもたらしたもの――それは、決して悲しみや絶望だけではありません。震災から2年、未曾有の震災を体験した東北の子ども達は、過去ではなく今、そして未来を見据え、大きな成長を遂げていることに胸を打たれました。自分にとって本当に大切なものに気づくこと、異なる意見を持つ人でも互いを理解することの大切さ、誰にでも思いやりの心を持つことができること、彼らは自分たちの言葉で大切なメッセージを届けてくれます。
「子どもたちの夢と未来への希望を育みたい」という想いで始めた本プロジェクトでしたが、舞台に立つ子ども達はもう守られるだけの存在ではありません。私たち大人、被災地以外の日本、そして世界が彼らの声に耳を傾け、共に学ぶべき時なのだと思います。
ジャパン・フォー・サステナビリティは10年以上前から、持続可能な社会づくりのために活動を続けてきました。本公演をきっかけに、是非私たちの日々の暮らしや将来世代の子ども達の幸せを考え、共に創り出していけたら、と願っています。皆様のご来場を心からお待ちしています。

ジャパン・フォー・サステナビリティ
代表 枝廣 淳子

演じる子ども達は、プロのキャストと共に観客に想いを伝えるために一生懸命、稽古に励んでいます。公演のなかで子ども達が東北の真の復興のためには、継続的な支援の必要性を訴えます。この公演をとおして、継続的な復興支援の輪が広がること、そして世界で起きている貧困・飢餓、紛争、環境問題などの社会的課題をわたくしたち一人ひとりが考え、行動するきっかけになればと思っています。
なお、「東北子ども未来公演」は、当社が被災地支援策の一環として実施した義援金の一部を原資としています。具体的には、当社のお客さまがEco-Net約款というペーパーレスの約款をご選択された場合や自動車事故を起こされたお客さまが修理の際にリサイクル部品をご活用された場合に、当社が1件につき一定額を負担して義援金として寄付するというものです。この取組みは、2011年5月から2012年3月までの11か月間実施したもので、期間中200万人を超えるお客さまにご賛同をいただきました。したがって、この公演は被災地の復興を願う200万人を超えるお客さまの思いのつまった公演とも言えます。被災地の子ども達による【未来宣言3.11】を是非応援にお越しください。

日本興亜損害保険株式会社
取締役常務執行役員 磯谷 隆也

昨今・・・世界で毎日のように起きる事件や社会問題は、遠い他国で起きていながらにして、加速しながら私達の生活を脅かし、もう「他人事」とは言っていられないレベルになっています。しかしこの日本では原発・被災地復興という甚大な問題を抱えながらも未だに「豊かさ」に洗脳された社会問題が後を絶ちません。
このような世界の問題は私達に「既存の概念」の終結を告げ、喫緊に「意識変革の道」を求めています。その新たな「道」を歩むには著名な哲学や宗教の本を開くのも一案ですが、もっと素晴らしい「道標」がいます。
そう、それは「被災地の子ども達」です。
彼らは震災の体験を「学び」と受け止めるまでに大きく成長しているのをご存知ですか。今回出演する子ども達は震災前から演劇を愛し学んで来た子ども達です。彼らは震災での「学び」が『復興』だけでなく『世界平和』の糸口になることに気付き、少しでもたくさんの方々に伝えたいと動き出しました。そして、自分たちを「被災者」ではなく敢えて「被災地の子ども達」と呼び、舞台から全身全霊を掛けて「世界平和」・「思いやりの心」を訴えます。
どうかその声を聞き、その姿をしっかりと目に焼き付けてください。 きっと皆さん自身の中から「道」が拓かれることと思います。 
そして私達プロの舞台人も共演し彼らを支えることで、新たな演劇の「役目」「伝える意義」を学んでいきたいと思います。

特定非営利活動法人 CARE-WAVE
代表 鎌田眞由美

2年前のあの震災で家や家族や友人や未来への夢など、たくさんの人がたくさんのものを失いました。ですが失うものが多い中で失ったから知った普通の生活や命の大切さに気づくことができたりなど、得たものも多くありました。しかし被災地では今でも悩みを抱え辛い思いをしている人がたくさんいます。また世界をみてみると戦争や紛争、飢餓や貧困で苦しく辛い思いをしている人がたくさんいます。そしてこのような話は現在の話だけでなく、未来にも起こりうることだと思います。

原発や大気汚染などの人災によって恐怖や苦しみが生み出され、それが引きがねとなって戦争が起こるという不安もあります。このようにみてみると今にも未来にも問題がたくさんあります。この問題を解決するために何かをしたいと思っても子どもの私には解決する方法がみつかりません。でも今の私にできることは『CARE WAVE AID』の舞台に立つことで、少しでも問題の解決策がみえて苦しんでいる人たちが夢や希望がみえるように、観客の皆様に被災地のことや震災の体験から学んだことや世界のことを伝え、一緒に考えて平和や笑顔のために祈り、その祈りを大きく広げることだと思います。観客の皆さんの1人でも多くの方の心に私たちの想いが届くように精一杯伝えたいです。

阿部 絵梨香

仙台に住み始めてから1年間、私は気仙沼に帰省する度、バスの窓から沿岸の地域の様子を見て来ました。でもどれだけ日数が経っても、町の大きな変化は殆ど見られません。復興が止まっている原因の一つとして、復興に向けて政策を進めて行く人達と地域の人達との間で対立が起きていることが挙げられると思います。昨日TVで、気仙沼で現在進められている、3階建てのビルに匹敵する高さの防波堤建設計画の話をしていました。もう同じ被害を繰り返さないように、丈夫で津波に強い防潮堤を作るのは確かに必要なことだと思うし、間違いではないと思います。でもその防潮提が出来ると、綺麗な砂浜や海水浴場が消えてしまう他、水産物を養殖する範囲が狭くなり、そこで仕事をする人達が大変な思いをすることになります。私も、気仙沼にとって町のシンボルの一つである海を見えなくしてしまうのは凄く悲しいです。

それに震災では、世界一と言われる防潮提に囲まれていた岩手の宮古市も大きな被害を受けたのだから、またいつか信頼を裏切られることになるかもしれません。「人が作ったものほど脆いものは無い」と、以前TVで大船渡の人も言っていました。原発に関しても、あれほどの事故を経験して稼働の反対を望む人は沢山います。でもそれによって仕事を失ったり、生活に困る人が出て来るのも事実です。

被災地だけでなく、世界でも同じような問題が起きています。例えばアジアのゴミ山です。ゴミを出すのは勿論環境には良くないことですが、そのゴミを売ってお金に替えてもらうことで何とか生計を立てる人もいます。彼らにとって生活の全てであるゴミ山を無くすことは、私達が彼らの貧困を加速させることに繋がってしまいます。

今被災地に、日本に、世界の国々に対して必要なのは、自分のことだけでなく、相手の立場も考えて行動することだと思います。
私達被災地の人間は、あの時電気も水も食料も無い生活を体験し、それまで当たり前のように身の周りにあったものがどれだけ大切なものだったか、どれだけ自分達が過剰に消費し過ぎていたかを痛感しました。その消費によって世界の何処かで、私達が味わった、もしくはそれ以上に苦しい生活を強いられている人がいることを学びました。観客の皆さんにも、もう一度自分の生活を考え直して頂きたいです。自分達が生きることは勿論大切ですが、消費を減らすちょっとした心掛けが世界の苦しんでいる人達を助けることに繋がります。

また私は震災や原発事故を通して、人間が作ったものが地球の環境を大きく左右することを改めて感じました。でも、自然の力はもっと凄いです。私達の町を襲った津波は、人間が時間を掛けて築いて来た沢山のものを一瞬にして押し流してしまいましたが、今では消えた砂浜も少しずつ元の姿に戻り、家や建物の跡地には草花が咲き始めています。重油で黒く染まった気仙沼の海も、震災から1年も経たないうちに元の生態系を取り戻し、綺麗で穏やかな流れになりました。地球で暮らしている以上、私達は自然と関わって生きていかなければなりません。その自然を利用して得たものを私達が消費し生きている裏で、行き場を無くす生き物や生活に苦しむ人達が居ます。そんな日々が続けばいずれ自然が人間に牙を剥き、反動となってあの震災のような悲劇がまた引き起こされるかもしれません。

影で誰かが苦しむことなく、全ての人が安心して暮らせる環境を未来に残して行く。簡単なことでは決してないけれど、出来ないことでもないと思います。その為に私達は何をしなければならないか、一緒に考えて欲しい。それが今回の舞台で私が皆さんに伝えたいことです。

千葉杏奈

あの日は中学の卒業式の日でした。一ヶ月後、地震や原発事故の不安が残る中迎えた入学式は、緊急地震速報が鳴り響いていたことを覚えています。それから2年が経ち、私はもうすぐ高校3年生になります。被災地はまだまだ復興には程遠い状況です。それでも私はこの2年間多くのことを学びました。変わったねと言われることもありました。震災があったからこそ出会うことのできた人達もいます。
この2年間で思ったことをを、この舞台に関わる全員で、みなさんの心に届けられたらと思います。
さらに日本だけでなく世界にも目を向けると、文化や宗教などの考え方の違いによっての人々の対立や、差別、貧困、少年兵、少女兵、環境の問題などにより、たくさんの人々が厳しい生活を送っています。常に死と隣り合わせな毎日を必死に生きている人もいます。私たちはそういった現実から目を逸らさず、きちんと考えて行くことが大切なのだと思います。
私達がこの舞台に立ち、発信していくことで何かがほんの少しでも変わってくれたら、ほんの少しでも問題解決に近づいてくれたらと思います。

鹿又由菜

403 Forbidden

Forbidden

You don't have permission to access /php.cgi/tohoku/musical/aside.html on this server.

403 Forbidden

Forbidden

You don't have permission to access /php.cgi/tohoku/musical/footer.html on this server.