ダイワJFS・青少年サステナビリティ・カレッジ
●「ダイワJFS・青少年サステナビリティ・カレッジ」
講義録
講座開設の背景と目的
講座概要
第1期(2006〜2007年)カリキュラム
第2期(2007〜2008年)カリキュラム
第3期(2008〜2009年)カリキュラム ⇒ チラシダウンロード(約2MB)
※申し込み方法はこちら
●講座開設の背景と目的
21世紀は環境の時代と言われますが、環境問題への懸念をきっかけとして、「サステナビリティ(持続可能性)」という考え方が、今日の最重要概念として生まれ、
育ってきています。サステナビリティとは、「人類が他の生命をも含めた多様性を尊重しながら、地球環境の容量の中で、いのち、自然、くらし、文化を次の世代に受け渡し、よりよい社会の建設に意志を持ってつながり、地域間・世代間をまたがる最大多数の最大幸福を希求すること」であるとJFSでは考えています。
地球温暖化に代表される環境破壊や汚染だけでなく、経済や社会まで含めた広範な諸問題は、現代社会が今のままでは持続不可能であり、いつの日か破綻を迎える危険性を強く警告しています。今こそ人類の英知を結集して、この社会を持続可能な社会に再設計、再構築し、次の世代に渡していくことが求められています。
こうした時代認識の下、次代を担う日本の若い世代の意識啓発や行動を促し、社会全体のサステナビリティを高めることを目的として、本講座を開講いたします。各分野の先端で活躍する専門家を招聘し、サステナビリティに関連する多岐にわたる事象を、わかりやすく伝え、共に学び合う場をつくります。
●講座概要
講師は、大学教授、研究者、企業経営者、実務家、NGO/NPO、行政担当者などから広範に選定される予定です。4年間で広範なサステナビリティの全体像を俯瞰し、把握すると共に、各要素間のつながり、関係性も含めた深い理解の獲得を目指します。4年間の大まかな年間テーマ構成は下記の通りです。
第1期:「容量・資源とサステナビリティ」
人の社会的、経済的な営みは、地球の限られた資源・容量の中で行われることを認識し、ありがたい、もったいないという考え方で地球規模の問題をとらえます。
第2期:「世代間・地域間の公平性とサステナビリティ」
私たちの世代は、過去の世代の遺産を受け継ぎつつ、将来世代に受け渡していかなければなりません。国際間、地域間で富や財、資源の分配が公平に行われ、搾取の構造がない社会づくりを学びます。
第3期:「多様性とサステナビリティ」
人間以外の他の生命も含め、個や種、文化的な多様性を価値として尊重することを学びます。
第4期:「意志・つながりとサステナビリティ」
よりよい社会を築くには、そうした思いを持つ個人の意志と、他者との対話を通したつながり、柔軟で開かれた相互対話と社会への参加が必要です。そのために何を学ぶべきか、共に考えていきましょう。
こうした年間テーマに沿って、1年目は次のようなトピックについて学ぶ予定です。
●第3期(2008〜2009年):「多様性とサステナビリティ」
人と自然、人と人とのつながりを考え、自分と他者との違い、多様な価値観を学びながら、「環境」だけでない幅広い視野でサステナビリティの本質に迫ります。
※ こちらから第3期のチラシをダウンロードできます(約2MB)
○ 私たちの暮らしを支える、生物・生態系の多様性
地球上にはさまざまな生物がつながりあって暮らしています。私たちの生活も、その豊かで多様な生態系の恩恵なしには成り立ちません。ところが、世界中で今、生物多様性が危機に瀕しています。市民、企業、自治体などの先進的な取り組みを学び、私たち一人ひとりと生物多様性の「つながり」を考えます。
第1回:2008年10月23日(木)
「企業が生物多様性保全に取り組む意味」

足立直樹氏
(サステナビリティ・プランナー、株式会社レスポンスアビリティ代表取締役)
東京大学理学部卒、同大学院修了、理学博士。国立環境研究所で東南アジアの環境科学の研究に従事した後に独立。持続可能な社会の構築を目指し、多くの先進企業の環境経営やCSRのコンサルティングを行う。アジア各国におけるCSRの状況に詳しく、地域社会と地球環境の持続可能性を高める企業経営の推進を支援している。企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)事務局長、東京大学大学院非常勤講師なども兼務する。
第2回:2008年11月25日(火)
「エコツーリズムと野生動物保護の両立」

南正人氏
(ワイルドライフコミュニティ研究所代表)
1957年生まれ。理学博士。専攻は動物社会生態学、特にニホンジカの行動生態学。宮城県の離島で150頭の野生シカに名前をつけ、19年間観察を続けている。1993年(株)星野リゾート入社、エコツアー・環境教育部門ピッキオの責任者、(株)ピッキオ代表を経て、2008年、ワイルドライフコミュニティ研究所設立。軽井沢で、クマなどの保護と被害防除に取り組む。
第3回:2008年12月18日(木)
「地域住民、企業、行政の協働で流域の自然を守る」

飯島博氏
(NPO法人アサザ基金代表理事、霞ヶ浦北浦をよくする市民連絡会議事務局長)
中学生時代に水俣病などの公害事件を知り、自然と人間の共存について考え始める。1995年から湖と森と人を結ぶ霞ヶ浦再生事業「アサザプロジェクト」を推進。湖岸植生帯の復元事業や外来魚駆除事業、流域の谷津田の保全などを、地域住民、学校、企業や行政と協働で「市民型公共事業」として取り組み、100年後には「トキ」の舞う霞ヶ浦を目指す。『よみがえれアサザ咲く水辺』など編著書多数。
○ 誰もが「自分らしさ」を生かせる、多様性を重視した組織のあり方
社会の中には、さまざまな背景を持つ人がいてこそ新たな価値観が見えてくるはずです。企業経営でも、多面的な思考を取り込むことで、競争力を高めようという考え方が生まれています。多様性を尊重し生かすことが、なぜ組織の持続可能性を高めるのか、更に社会全体の豊かさとの関連を考えてみましょう。
第4回:2009年1月22日(木)
「人の多様性が持続可能な組織をつくる」

田村太郎氏
(ダイバーシティ研究所代表)
兵庫県生まれ。阪神大震災で被災した外国人への情報提供を行うボランティア活動を機に「多文化共生センター」を設立。日本における多文化共生社会の形成に長く携わる。2007年1月に「ダイバーシティ研究所」を設立。CSRやNPOをキーワードに、多様性を組織や地域の力につないでいくための提言や調査研究活動を展開している。
第5回:2009年2月24日(火)
「僕が15歳で社長になった理由―ハンディキャップを『障害』にしない社会を」

家本賢太郎氏
(株式会社クララオンライン代表取締役社長)
1981年生まれ。11歳でパソコンやネットワークに関心を持ち、15歳でクララオンラインを設立。14歳で脳腫瘍の摘出手術を受けた際に車椅子生活になるも、18歳で奇跡的に運動神経が回復し車椅子が不要に。1999年1月、米Newsweek誌にて「21世紀のリーダー100人」に選ばれている。2007年3月早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。
第6回:2009年3月26日(木)
「誰もが働きやすい『ワークライフバランス』をめざして」

竹信三恵子氏
(朝日新聞編集委員)
経済部記者、シンガポール特派員、学芸部次長などをへて2007年4月から編集委員(労働・ジェンダー担当)。2005年まで内閣府男女共同参画会議専門委員。少子化と女性労働、非正規労働者と貧困、ワークライフバランスなどくらしと労働の接点について問題提起を続ける。主著に『ワークシェアリングの実像』(2002年、岩波書店)など。
○ 文化・民族の多様性が織り成す豊かな社会
今や200万人を超えた日本在住の外国人。雇用や教育の面で、不自由な思いをしている人も少なくありません。一方、「単一民族国家」と思いがちな日本にも、さまざまなルーツを持った先住民族がいます。文化的・民族的なマイノリティ(少数者)にも暮らしやすい、サステナブルな社会の形を探ります。
第7回:2009年4月
「『100人村ワークショップ』で感じる世界の多様性(予定)」
(日程・講師調整中)
第8回:2009年5月
「東京に生きるアイヌ―日本の先住民を知る(予定)」
(日程・講師調整中)
第9回:2009年6月(日程調整中)
「多文化・多言語コミュニティを結ぶメディアの試み」
日比野純一氏(株式会社エフエムわいわい代表、世界コミュニティラジオ放送連盟日本協議会)
○ 新しい価値を創造し、社会を変える生き方
動植物の生息地、自然環境に配慮した文明のあり方。様々な違いを尊重して、誰もが生き生きと暮らせる社会。こうした社会を目指すには、私たちはどのような生き方を選ぶ必要があるでしょうか。既存のルールに捉われない働き方・生き方を選んできた先輩諸氏に学び、新しい時代をひらく鍵を発見して下さい。
第10回:2009年7月
「ブータンが目指すGNH(国民総幸福量)(予定)」
(日程・講師調整中)
第11回:2009年8月
「幸せを形にするビジネスとは(予定)」
(日程・講師調整中)
第12回:2009年9月
「社会起業家として生きる(予定)」
(日程・講師調整中)
●第2期(2007〜2008年):「世代間・地域間の公平性とサステナビリティ」
私たちの世代は、過去の世代の遺産を受け継ぎつつ、将来世代に受け渡していかなければなりません。国際間、地域間で富や財、資源の分配が公平に行われ、搾取の構造がない社会づくりを学びます。
第1回:2007年10月29日(月)
「公平・公正な社会づくりと環境倫理」
鬼頭秀一氏
(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)
環境倫理学の理論的枠組みの構築、生物多様性保全/自然再生の理念の構築、歴史的・文化的視点からの環境の評価軸の開発など、広く「環境」にかかわる「理念」に関する研究を行っている。著書に、『自然再生のための生物多様性モニタリング』、『自然保護を問いなおす』、共著に『環境の豊かさをもとめて―理念と運動』など。
第2回:2007年11月27日(火)
「地域の力を引き出し都市とつなげる」
曽根原久司氏
(NPOえがおつなげて代表理事、山梨大学客員准教授)
フリーター、ミュージシャンを経て、経営コンサルタントの道へ。銀行などの経営指導を通して日本の未来に危機を感じ、その救済モデルを創造すべく、東京から山梨の農山村地域へと移住。林業・農業をしながら「村・人・時代づくり」をコンセプトに都市農村交流の実現を目指すNPO活動を展開。関東ツーリズム大学事務局長、NPO南アルプス山の学校理事長、NPOバイオマス産業社会ネットワーク理事も務める。
第3回:2007年12月19日(水)
「豊かな生態系を次世代に残す意味」
森山まり子氏
(日本熊森協会会長)
大阪教育大学卒(物理学専攻)。元尼崎市立武庫東中学校教諭。1992年、生徒たちと絶滅寸前のツキノワグマの保護に立ち上がったことから、祖先が残してくれた豊かな森を失い、日本文明が滅びようとしていることに気づく。クマの棲む豊かな森を、子孫や全生物に残すため、全国を奔走中。
第4回:2008年1月31日(木)
「食と農を通して考える日本と世界」

藤田和芳氏
(大地を守る会会長、株式会社大地代表取締役)
出版社勤務を経て、1975年に有機農業普及のNGO「大地を守る会」設立に参画。1977年には、その流通部門として、社会的企業のさきがけとなる株式会社大地を設立し、有機農業運動をはじめ、食糧、環境、エネルギー、教育などの諸問題に対しても積極的な活動を展開。アジアを中心に、世界各国の農民との連携を深める。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表、全国学校給食を考える会顧問。著書に『ダイコン一本からの革命』など。
第5回:2008年2月26日(火)
「貧困を生まない貿易〜フェアトレードを広めるために」

北澤肯氏
(フェアトレード・リソースセンター代表)
2000年よりカンボジアで保健教育活動に従事。2003年から2005年まで国際フェアトレード認証機関の日本支部フェアトレード・ラベル・ジャパンに勤務。2006年4月、フェアトレードに関する国内や世界のニュース、情報を広く一般の方に提供するフェアトレード・リソースセンターを立ち上げ、代表を務める。有限責任会社グリーンソース代表取締役。コンサルティング、執筆、翻訳なども手がける。
第6回:2008年3月31日(月)
「地域を潤す地域のお金」

木村真樹氏
(コミュニティ・ユース・バンクmomo代表理事)
大学卒業後、銀行勤務を経て、2003年からA SEED JAPAN事務局長に就任。非営利マネジメント、SRIやCSRをテーマに活動を展開し、2005年にはコミュニティ・ユース・バンクmomoを設立、代表理事に就任。2006年からは生活の拠点を名古屋に移し、地域の未来を担う若者たちによる「お金の地産地消」の実現に取り組む。2005年度にはap bank運営事務局スタッフも務めた。
第7回:2008年4月23日(水)
「地域のファスト風土化とサステナビリティ」

三浦展氏
(カルチャースタディーズ研究所代表)
一橋大学社会学部卒業後、(株)パルコ入社。マーケティング情報誌『アクロス』編集長、三菱総合研究所(90年〜)を経て、99年、「カルチャースタディーズ研究所」設立。団塊ジュニア世代、団塊世代などの世代マーケティングを中心に調査。家族、消費、都市問題などを横断する独自の「郊外社会学」を展開し、家族論、青少年論、住居学など各方面から注目されている。著書に『下流社会―新たな階層集団の出現』『ファスト風土化する日本―郊外化とその病理』など。
第8回:2008年5月26日(月)
「貧困とサステナビリティ―日本の格差問題とは?」

湯浅誠氏
(NPO「自立生活サポートセンター・もやい」事務局長)
1990年代より野宿者(ホームレス)支援に携わる。「ネットカフェ難民」問題を数年前から指摘し火付け役となるほか、貧困者を食い物にする「貧困ビジネス」を告発するなど、現代日本の貧困問題を現場から訴え続ける。現在、反貧困のためのネットワーク構築にも力を入れている。著書に『貧困襲来』『本当に困った人のための生活保護申請マニュアル』など。
第9回:2008年6月26日(木)
「先進国で起きる『飢餓問題』の構造」

チャールズ・マクジルトン氏
(セカンドハーベストジャパン理事長)
米国モンタナ州生まれ。84年、米海軍横須賀基地配属で初来日。山谷で路上生活者の支援活動に参加し、97年から15カ月間、隅田川沿いのブルーシートの家で暮らす。日本初のフードバンクであるNPO法人フードボートを02年に設立、04年にセカンドハーベストジャパンに改名。日本におけるフードバンク活動の促進者として活躍し、07年にはフードバンクの世界的ネットワーク組織「グローバルフードバンキングネットワーク」のメンバーになる。
第10回:2008年7月25日(金)
「ソーシャルキャピタルを生かして『負の遺産』を乗り切る」

吉本哲郎氏
(地元学ネットワーク主宰、水俣病資料館企画アドバイザー)
水俣市役所都市計画課、企画課、環境対策課、水俣病資料館を経て、2008年3月退職。水俣再生に向け、水、ごみ、食べ物に気をつける住民協働の環境モデル都市づくりに参画。対立を「環境都市水俣」をつくるエネルギーに変えていくことを提唱。地元のことを外の目を借りながら、自ら調べ考え、生活文化を創造する「地元学」を提唱し、国内外で実践している。著書に『私の地元学―水俣からの発信』など。
第11回:2008年8月27日(水)
「半農半Xがひらく地域と人の豊かな関係」

塩見直紀氏
(半農半X研究所 代表)
カタログ通販会社を経て、2000年4月「半農半X研究所」を設立。21世紀の生き方、暮らし方として、「半農半X(=天職)」というコンセプトを提唱している。「半農半Xデザインスクール」などを通して、市町村から個人までの「エックス=天職」を応援するミッションサポートとコンセプトメイクがライフワーク。著書に『半農半Xの種を播く』など。京都府綾部市在住。
第12回:2008年9月25日(木)
「若い力で地域の課題に取り組む(仮)」

広石拓司氏
(株式会社エンパブリック代表取締役、NPO法人ETIC.シニア・フェロー)
三和総研を経て2001年よりNPO法人ETIC.に参画。「チャレンジ・コミュニティ創成プロジェクト」など、地域を活性化する社会起業家の育成に取り組む。2008年5月、株式会社エンパブリックを設立。社会活動を充実させる資源発掘、人材育成、仕組みづくり、運営支援をトータルにサポートし、市民社会のバリュー・チェーン構築に挑戦中。
●第1期(2006〜2007年):「容量・資源とサステナビリティ」
人の社会的、経済的な営みは、地球の限られた資源・容量の中で行われることを認識し、ありがたい、もったいないという考え方で地球規模の問題をとらえます。
第1回:2006年10月30日(月)
「持続可能性についてのさまざまな考え方」
深井慈子氏 (南山大学総合政策学部教授、政治学・国際関係論)
テネシー大学でPh.D.修得。アリゾナ州立大学、エール大学、オーバン大学、ハーバード大学などで約30年、岡山大学で数年研究教育に従事した後現職。World Politics, Current History, PS,World Future Society論文集などに発表。近著に『持続可能な世界論』(ナカニシヤ出版)。
第2回:2006年11月28日(火)
「限られた容量・資源で生きる―食・農・環境の視点から」
古沢広祐氏 (国学院大学経済学部教授)
目白学園女子短期大学生活科助教授を経て現職。研究テーマは、環境容量と持続可能な生産消費パターン、世界の農業食料問題とグローバリゼーションなど。「環境・持続社会」研究センター代表理事も務める。著書に、『地球文明ビジョン― 環境が語る脱成長社会』(日本放送出版協会)など。
第3回:2006年12月19日(火)
「持続可能なエネルギーを目指して―世界の最新動向と日本での可能性」
飯田哲也氏 (環境エネルギー政策研究所所長)
大手鉄鋼メーカー、電力関連研究機関で原子力R&Dに従事した後、現在、民間研究機関に勤務するかたわら、環境NGO代表でもあり、科学者でもあるというトリプルコースを歩んでいる。『自然エネルギー市場』(築地書館)など、編著書多数。
第4回:2007年1月31日(水)
「再生可能エネルギーの飛躍的拡大を狙った都の挑戦」
谷口信雄氏 (東京都環境局総務部企画調整課企画主査)
東京都職員として、再生可能エネルギーと家電の省エネ、NGOとの連携を担当。東京の風力発電などに関して企画立案から実施まで携わり、自らNGOとしても活動している。
第5回:2007年2月22日(木)
「資源の循環と持続可能な生産・消費」
森口祐一氏 (国立環境研究所 循環型社会・廃棄物研究センター長)
1982年の国立環境研究所(当時国立公害研究所)入所以来、環境指標、環境勘定など、政策支援のための環境情報に関連するテーマに継続して関与。2001年4月に発足した循環型社会形成推進・廃棄物研究センターにおける政策対応型調査研究に参加し、2005年4月より現職。
第6回:2007年3月23日(金)
「廃棄物最前線―不法投棄から資源ごみ輸出へ」
石渡正佳氏 (千葉県印旛地域整備センター用地課長、早稲田大学大学院非常勤講師)
1996年から産廃行政を担当し、2001年に全国最悪といわれた銚子市の不法投棄をゼロにする。専門は財務分析。主な著書に、不法投棄の構造を解き明かした『産廃コネクション』、『利権クラッシュ』(以上WAVE出版)、『不法投棄はこうしてなくす―実践対策マニュアル』(岩波書店)など。
第7回:2007年4月23日(月)
「地球資源としての水問題」
沖大幹氏 (東京大学生産技術研究所教授)
東京大学工学部土木工学科卒業、博士(工学)。専門は地球水循環システムで、気候変動がグローバルな水循環に及ぼす影響の評価やバーチャルウォーターを考慮した世界水資源アセスメント、水被害軽減のための実時間水循環予測、水を軸とした千年持続学に関する研究などに取り組んでいる。監訳に『水の世界地図』(丸善出版、2006年)、共著に『水をめぐる人と自然─日本と世界の現場から─』(嘉田由紀子編著、有斐閣選書、2003年)など。
第8回:2007年5月22日(火)
「都市への人口集中とサステナビリティ」
花木啓祐氏 (東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授)
東京大学にて、都市工学を専攻すると同時にサステイナビリティ学連携研究機構の教授を兼任。人の生活の質を高く保ち、環境への負荷が低いような社会や都市を、どのようにすれば作り出せるか、その解決をめざして研究を進めている。温暖化対策、廃棄物や物質フロー解析など、地球温暖化問題を基本として都市の物質代謝の問題に取り組んでいる。
第9回:2007年6月26日(火)
「最も大切な環境とは?―江戸の暮らしに学ぶ」
石川英輔氏 (作家・江戸研究家)
京都生まれ。国際基督教大学・東京都立大学理学部中退。SF小説の世界で活躍する一方、次第に江戸学や江戸を舞台にした小説ジャンルに移行し、今や江戸研究の第一人者の一人。著書に、『大江戸神仙伝』から始まる小説のシリーズや、『大江戸えねるぎー事情』をはじめとする大江戸事情シリーズのほか、写真製版に関する専門書・翻訳書もある。
第10回:2007年7月30日(月)
「不確実な時代を確実な時代へ」
熊野英介氏 (アミタ株式会社代表取締役)
「持続可能社会の実現」を掲げ、他社に先駆け再資源化事業を開始。2005年、持続可能経済研究所を設立し、2007年には自然放牧「森林ノ牧場」を開設。総合環境ソリューション企業として事業領域を拡大している。総務省連携による財団法人地域総合整備財団地域再生アドバイザーを歴任、現在は、経済産業省審議会臨時委員環境部会産業と環境小委員会委員及び神奈川県京浜臨海部エコ産業創出協議会会長を務める。著書『思考するカンパニー』(幻冬舎)、『自然産業の世紀』(創森社/アミタ持続可能経済研究所共著)。
第11回:2007年8月28日(火)
「『もったいない』を生かすビジネス」
竹本徳子氏 (株式会社カタログハウス 取締役エコひいき事業部長)
早稲田大学教育学部卒業。セントキャサリンズカレッジ神戸校(オックスフォード大学)ディプロマ取得(1992年)。(株)東京こども教育センター(カタログハウス前身)にて、幼児教材の編集、DM企画制作、媒体担当を経た後、1996年取締役就任。2000年より環境マネージメントを担当し、小売業における環境関連業務に従事。再生可能エネルギー推進支援、環境配慮型製品の開発支援など、持続可能な消費を目指す大学やNPOとの協働、企業市民としてのCSR実践にかかわる。
第12回:2007年9月25日(火)
「持続可能な社会に果たす金融の役割」
足達英一郎氏 (株式会社日本総合研究所 創発戦略センター上席主任研究員)
環境問題対策を中心とした企業社会責任の視点からの産業調査、企業評価を担当。SO/SR規格化日本エクスパート。アジア太平洋持続可能な消費と生産円卓会議運営理事。主な共著書に、『SRI社会的責任投資入門』(2003年、日本経済新聞社)、『CSR経営とSRI』(2004年、きんざい)など。
●備考
本講座は、投資信託「ダイワ・エコ・ファンド」の純資産の額を参考に算出された、大和証券および大和証券投資信託委託からの寄付金によって実施されるものです。(プレスリリースへのリンク)
●問い合わせ
ジャパン・フォー・サステナビリティ
カレッジ担当:小島和子
メール: kojima@japanfs.org
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