ダイワJFS・青少年サステナビリティ・カレッジ
第9回講義録 「先進国で起きる『飢餓問題』の構造」
◆ 講義録
◆ 私が考える「サステナブルな社会」
すべての人に、無条件で食の安全確保が保障されていることが必要です。日常生活を送るために、安全かつ栄養のある十分な食糧を、適切な手段で得られること―これがなければサステナブルな社会とはいえないでしょう。それでも支援が必要な人がいるなら、全国的なフードバンクネットワークをつくってサポートしていきたいと考えています。
◆ 次世代へのメッセージ
「何でこういう問題があるんだろう?」と不満を言うだけで終わっては意味がありません。「こうしたらいいじゃないか」と提案・実行できることが大切です。お金に余裕ができたら、などと言っていないで、自分から動いてみることです。誰かを助けるというより、相手と信頼関係を築き、架け橋になることで、思いを実行に移してみてください。
◆ 受講生の講義レポートから
「時間や忍耐を積み重ねながら信頼関係を築き、じわじわと広める活動をしていて、『橋』という言葉がぴったりです。妥協せず、一貫した筋を通している様が、とてもかっこいいです」
「食料を配ることがそのときの援助にはなっても、社会問題を根本的に根絶することにはならないということに、ボランティアの難しさを感じました」
「余っている食べ物と、食べる物がないという状況を『つなぐ』という理念に、非常に共感しました。起こり得る問題など難しいことを考えてしまいがちですが、信頼関係がすべての根本にあるということを学びました。フードバンクに限らず、社会全体における鍵になると思います」
「フードバンクの活動は以前から知っていましたが、これほど広範囲の施設に再配分していることに驚き、日本の中での貧困を意識するきっかけになりました」
講師プロフィール

チャールズ・マクジルトン
セカンドハーベストジャパン理事長
米国モンタナ州生まれ。84年、米海軍横須賀基地配属で初来日。山谷で路上生活者の支援活動に参加し、97年から15カ月間、隅田川沿いのブルーシートの家で暮らす。日本初のフードバンクであるNPO法人フードボートを02年に設立、04年にセカンドハーベストジャパンに改名。日本におけるフードバンク活動の促進者として活躍し、07年にはフードバンクの世界的ネットワーク組織「グローバルフードバンキングネットワーク」のメンバーになる。
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