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2006年01月28日

 

持続可能な日本を測定する指標 - 経済(Economy)/財政

E-4. 一般政府の債務残高(対GDP比)

1.現在値
157.5%(2003年)

2.現在の得点
(2050年を100点満点として) 0点
※得点算出法:
(現在値-最低値)/(2050年の目標値-最低値)*100

3.指標の解説
日本は歳入の4割を国債に依存しており、債務残高は先進国の中でも群を抜いて高く、年々増加している。このままの状況が続けば、現行世代が享受している経済的豊かさは未来世代へ持続的に受け継ぐどころか、負担だけを押し付けてしまうことになり、持続可能性を大いに損ねてしまう。国民1人1人の努力で解決できる規模の問題ではなく、国レベルでの議論と選択が必要である。他国と比較をしやすくするため、対GDP比の数値を採用した。

4.2050年の目標
40.0%

5.将来あるべき姿
0%

6.あるべき姿と目標値の理由
日本の債務残高は急激な増加速度で過去にない規模に達している。今後、目指すべき方向性は専門家の議論をまつところだが、国の財政状況に関してマーストリヒト条約でユーロへの参加条件として定められた政府債務残高GDP比60%以下という基準や、イギリスで「サスティナビリティ・ルール」の一つとして定めた財政健全化のための独自の基準(公的債務残高GDP比40%以下)を参考に、2050年の目標値についてはイギリスの定めるGDP比40%以下とした。また、債務がないことが最も健全であるとの観点からあるべき姿は0%とした。

7.出典
財務省「債務残高の国際比較(対GDP比)」より

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