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サステナビリティ・カレッジ 第1期カリキュラム

第1期(2006〜2007年):「容量・資源とサステナビリティ」

人間社会の営みはすべて、地球の限られた資源・容量の中で行われることを認識し、「もったいない」という考え方で地球規模の問題をとらえます。

第1回:2006年10月30日(月)
「持続可能性についてのさまざまな考え方」

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深井慈子氏(南山大学総合政策学部教授、政治学・国際関係論)

テネシー大学でPh.D.修得。アリゾナ州立大学、エール大学、オーバン大学、ハーバード大学などで約30年、岡山大学で数年研究教育に従事した後現職。World Politics, Current History, PS,World Future Society論文集などに発表。近著に『持続可能な世界論』(ナカニシヤ出版)。

 

第2回:2006年11月28日(火)
「限られた容量・資源で生きる--食・農・環境の視点から」

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古沢広祐氏(国学院大学経済学部教授)

目白学園女子短期大学生活科助教授を経て現職。研究テーマは、環境容量と持続可能な生産消費パターン、世界の農業食料問題とグローバリゼーションなど。「環境・持続社会」研究センター代表理事も務める。著書に、『地球文明ビジョン-- 環境が語る脱成長社会』(日本放送出版協会)など。

 

第3回:2006年12月19日(火)
「持続可能なエネルギーを目指して--世界の最新動向と日本での可能性」

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飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所所長)

大手鉄鋼メーカー、電力関連研究機関で原子力R&Dに従事した後、現在、民間研究機関に勤務するかたわら、環境NGO代表でもあり、科学者でもあるというトリプルコースを歩んでいる。『自然エネルギー市場』(築地書館)など、編著書多数。

 

第4回:2007年1月31日(水)
「再生可能エネルギーの飛躍的拡大を狙った都の挑戦」

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谷口信雄氏(東京都環境局総務部企画調整課企画主査)

東京都職員として、再生可能エネルギーと家電の省エネ、NGOとの連携を担当。東京の風力発電などに関して企画立案から実施まで携わり、自らNGOとしても活動している。

 

第5回:2007年2月22日(木)
「資源の循環と持続可能な生産・消費」

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森口祐一氏(国立環境研究所 循環型社会・廃棄物研究センター長)

1982年の国立環境研究所(当時国立公害研究所)入所以来、環境指標、環境勘定など、政策支援のための環境情報に関連するテーマに継続して関与。2001年4月に発足した循環型社会形成推進・廃棄物研究センターにおける政策対応型調査研究に参加し、2005年4月より現職。

 

第6回:2007年3月23日(金)
「廃棄物最前線--不法投棄から資源ごみ輸出へ」

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石渡正佳氏(千葉県印旛地域整備センター用地課長、早稲田大学大学院非常勤講師)

1996年から産廃行政を担当し、2001年に全国最悪といわれた銚子市の不法投棄をゼロにする。専門は財務分析。主な著書に、不法投棄の構造を解き明かした『産廃コネクション』、『利権クラッシュ』(以上WAVE出版)、『不法投棄はこうしてなくす--実践対策マニュアル』(岩波書店)など。

 

第7回:2007年4月23日(月)
「地球資源としての水問題」

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沖大幹氏(東京大学生産技術研究所教授)

東京大学工学部土木工学科卒業、博士(工学)。専門は地球水循環システムで、気候変動がグローバルな水循環に及ぼす影響の評価やバーチャルウォーターを考慮した世界水資源アセスメント、水被害軽減のための実時間水循環予測、水を軸とした千年持続学に関する研究などに取り組んでいる。監訳に『水の世界地図』(丸善出版、2006年)、共著に『水をめぐる人と自然─日本と世界の現場から─』(嘉田由紀子編著、有斐閣選書、2003年)など。

 

第8回:2007年5月22日(火)
「都市への人口集中とサステナビリティ」

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花木啓祐氏(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授)

東京大学にて、都市工学を専攻すると同時にサステイナビリティ学連携研究機構の教授を兼任。人の生活の質を高く保ち、環境への負荷が低いような社会や都市を、どのようにすれば作り出せるか、その解決をめざして研究を進めている。温暖化対策、廃棄物や物質フロー解析など、地球温暖化問題を基本として都市の物質代謝の問題に取り組んでいる。

 

第9回:2007年6月26日(火)
「最も大切な環境とは?--江戸の暮らしに学ぶ」

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石川英輔氏(作家・江戸研究家)

京都生まれ。国際基督教大学・東京都立大学理学部中退。SF小説の世界で活躍する一方、次第に江戸学や江戸を舞台にした小説ジャンルに移行し、今や江戸研究の第一人者の一人。著書に、『大江戸神仙伝』から始まる小説のシリーズや、『大江戸えねるぎー事情』をはじめとする大江戸事情シリーズのほか、写真製版に関する専門書・翻訳書もある。

 

第10回:2007年7月30日(月)
「不確実な時代を確実な時代へ」

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熊野英介氏(アミタ株式会社代表取締役)

「持続可能社会の実現」を掲げ、他社に先駆け再資源化事業を開始。2005年、持続可能経済研究所を設立し、2007年には自然放牧「森林ノ牧場」を開設。総合環境ソリューション企業として事業領域を拡大している。総務省連携による財団法人地域総合整備財団地域再生アドバイザーを歴任、現在は、経済産業省審議会臨時委員環境部会産業と環境小委員会委員及び神奈川県京浜臨海部エコ産業創出協議会会長を務める。著書『思考するカンパニー』(幻冬舎)、『自然産業の世紀』(創森社/アミタ持続可能経済研究所共著)。

 

第11回:2007年8月28日(火)
「『もったいない』を生かすビジネス」

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竹本徳子氏(株式会社カタログハウス 取締役エコひいき事業部長)

早稲田大学教育学部卒業。セントキャサリンズカレッジ神戸校(オックスフォード大学)ディプロマ取得(1992年)。(株)東京こども教育センター(カタログハウス前身)にて、幼児教材の編集、DM企画制作、媒体担当を経た後、1996年取締役就任。2000年より環境マネージメントを担当し、小売業における環境関連業務に従事。再生可能エネルギー推進支援、環境配慮型製品の開発支援など、持続可能な消費を目指す大学やNPOとの協働、企業市民としてのCSR実践にかかわる。

 

第12回:2007年9月25日(火)
「持続可能な社会に果たす金融の役割」

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足達英一郎氏(株式会社日本総合研究所 創発戦略センター上席主任研究員)

環境問題対策を中心とした企業社会責任の視点からの産業調査、企業評価を担当。SO/SR規格化日本エクスパート。アジア太平洋持続可能な消費と生産円卓会議運営理事。主な共著書に、『SRI社会的責任投資入門』(2003年、日本経済新聞社)、『CSR経営とSRI』(2004年、きんざい)など。

 


 

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