エネルギー・地球温暖化

2013年07月21日

 

トヨタ自動車、省エネ設備で「資源エネルギー庁長官賞」

Keywords:  地球温暖化  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業) 

 

一般財団法人省エネルギーセンターが2013年1月24日に発表した2012年度「省エネ大賞」の省エネ事例部門産業分野で、設備の省エネ化を進めるトヨタ自動車が「資源エネルギー庁長官賞」を受賞した。この賞は優れた省エネ活動事例や先進型省エネ製品等を表彰し、省エネ意識の浸透、省エネ製品の普及促進等に寄与することを目的としている。

自動車組立工場のCO2排出量内訳では照明・空調が全体の85%を占める。同社ではこれを削減するため、組立てラインを天吊り式から床置き式に変更してライン工場の面積と高さを縮小し、工場のコンパクト化を実施。 さらに「現場で造れる・直せる・変えられる」装置を目指し、日本のものづくりの原点である「からくり」を取り入れ、動力を使わず手作業を中心に、最小限の動力で自動化する省エネ設備を生産技術者が自ら開発。この結果、2011年度のCO2排出量は2000年比30%削減を達成した。 本年度の応募件数は164件と昨年度を上回り、省エネ事例部門ではほかに日本コカ・コーラ、オムロンなど25件が、製品・ビジネスモデル部門ではダイキン工業、富士ゼロックスなど21件が各賞を受賞した。

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