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2013年03月08日

 

学生コンペ最優秀作品の次世代サステナブル住宅が竣工

Keywords:  環境技術  大学・研究機関 

 

JFS/Construction of Prize-Winning Sustainable Houses Designed by University Students Completed JFS/Construction of Prize-Winning Sustainable Houses Designed by University Students Completed
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住宅・建材産業に関する技術の進歩と同産業の健全な発展を図ることを目的とするLIXIL住生活財団は2012年11月19日、2011年および2012年に実施した学生を対象とした建築コンペにおいて、それぞれ最優秀賞を獲得した作品が、北海道大樹町にある環境技術研究施設「メム メドウズ」に竣工したことを発表した。

2011年のコンペは「震災を経験した後に我々はどのような家を作れるでしょうか。震災後の新しい時代にふさわしい新しい家を提案してください。」をテーマとして実施された。最優秀賞は、早稲田大学小笠原正樹さん他が設計した、牧草を利用した「町まとう家」が受賞。牧草を乾燥させ、その発酵熱を利用して家を暖める。

2012年のコンペは「NEXT GENERATION SUSTAINABLE HOUSE IN TAIKI-CHO(寒冷地における、次世代に受け継がれるべきサステナブル住宅)」をテーマに世界9カ国・12大学が参加して実施された。最優秀賞を受賞したのは、慶應義塾大学小松克仁さん他が設計した、馬との生活をコンセプトとした「BARN HOUSE」。馬糞から得られる堆肥熱や、馬の代謝熱を利用する。

両チームは今後も自ら設計した独創的な次世代サステナブル住宅の実証を続け、その効果検証を続けていく。LIXIL住生活財団と大樹町はこれを継続的に支援し、その実証結果の情報発信を行っていく。

なお、2013年は、"RETREAT IN NATURE"(大自然のリトリート)をテーマに既にコンペを開始しており、世界11カ国12大学から募り、最優秀案に選ばれた大学は、これまで同様に建設まで行なう予定でいる。

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