生物多様性・食糧・水

2013年01月26日

 

鹿児島大学SCP 生ごみ堆肥のカボチャからエコスイーツを開発

Keywords:  食糧  大学・研究機関 

 

JFS/Kagoshima University's Environmental Project Marketing "Eco-Sweets" Made from Pumpkins Grown with Kitchen Compost
Copyright 鹿児島大学

鹿児島大学の環境プロジェクトSCP (Sustainable Campus Project)は2012年10月18日から31日まで、生ゴミの堆肥で育てたカボチャを使った菓子を売り出すプロジェクト「エコスイーツ2012」の取り組みを行った。

これまでSCPでは、生協食堂から出る生ごみを堆肥化して野菜を栽培し、その野菜を原材料として商品を製造し、再び生協食堂で販売する循環システムを展開してきた。

その後、一般家庭や企業にダンボール箱製の生ごみ堆肥化装置「ポイット丸」の使用を呼びかけ、その堆肥を使ってカボチャを栽培。「エコスイーツ2012」では、菓子店やレストランがそのカボチャのペーストを購入し、オリジナルのエコスイーツとして販売した。カボチャのプリン、カボチャのモンブラン、パンプキンあんぱんなど、店によってそれぞれ工夫を凝らしたものばかりだ。

ポイット丸の使用は累計1,018個、エコスイーツの製造、販売企業数は52社で、ほかにも原材料生産、物流、PRなど多面的な支援により、循環型システムができあがった。エコスイーツの価格には10円の寄付金が含まれ、市民グリーンファンドとして次年度の活動に利用される仕組み。

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