3R・廃棄物

2012年09月22日

 

ごみ処理施設からの回収した二酸化炭素を原材料にカーボナートモノマー製造へ

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福岡県飯塚市は2012年5月18日、近畿大学分子工学研究所他との産学連携の共同研究組織により、低炭素社会先進技術開発事業として2011年10月から2012年3月にかけて、低炭素循環社会モデルの実証試験を実施したことを発表した。

飯塚市クリーンセンター(ごみ処理施設)から排出されるガスに対して、ハニカム吸着法により熱・湿度・不純ガスを分離し、高濃度(70%前後)の二酸化炭素を回収することに成功。回収した二酸化炭素を原材料として濃縮し、機能性樹脂の原料となる有用なカーボナートモノマーが得られることを実証した。今後は、こうして得られたカーボナートモノマーの接着剤及び塗料としての工業化、商用化が期待できる。

ごみ処理施設から排出される二酸化炭素の分離回収及び回収した二酸化炭素を原料とした機能性材料の研究開発を行うことによって、二酸化炭素排出量の削減、環境負荷の低い機能性高分子材料の開発と展開による新たな市場の創出、ひいては低炭素循環型社会の実現が期待される。

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登録日時:2012/09/22 06:00:00 AM

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