3R・廃棄物

2012年08月22日

 

Homedoor シェアサイクルで生活保護問題と自転車問題の解決を

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民 

 

JFS/Osaka's New Bicycle-Share Project Aims to Give Jobs to the Homeless and Bikes to the People
Copyright NPO法人Homedoor


NPO法人Homedoorは2012年4月より、大阪市で生活保護問題と自転車問題のダブル解決を目指した事業「シェアサイクル・HUBchari(ハブチャリ)」を開始した。元ホームレスや現在、生活保護受給をしている方が自転車修理技術を活かして就労、自立するとともに、放置自転車をなくすことをめざす。

HUBchariは、ホテルやカフェ、ビルのノキサキなどのデッドスペースを「ノキサキ貢献」という形で提供してもらい、自転車の貸出返却拠点(ポート)として活用。迷惑駐輪や放置された自転車を回収・修理してHUBchariとして再利用する。同時に、ホームレスが自転車修理を仕事とする場を作り、自立につなげていく。

事前会員登録が必要な会員のほか、事前会員登録をしなくても700円で自転車の1日レンタルができる。市民や観光客が自転車を利用しやすくなることで、地域の活性化にもつながる。

Homedoorは2004年に14歳でホームレス支援活動を始めた代表・川口加奈らが2010年4月に結成。同年8月にホームレス・生活保護受給者へのモーニング喫茶「ココモーニング」事業を、同年12月にはあいりん地区まちあるき・炊出しイベント「釜Meets」事業を開始した。ホームレス状態をよくするばかりではなく、ホームレス状態を生み出さない社会構造をめざしている。

登録日時:2012/08/22 06:00:15 AM


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