2012年07月11日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 地球温暖化 環境技術
自動車部品サプライヤーのデンソーは2012年4月24日、車室内をドライバー席と助手席、後部座席の3つのゾーンに分け、乗員がドライバーのみの場合には、ドライバー席だけを空調することが可能なカーエアコンシステムを世界で初めて開発したことを発表した。
通常は分かれていないユニットの内部を5つに分け、それぞれを車室内に配置されている吹き出し口に直結する新構造により、乗員のいないゾーンへの空調をボタン操作で止めることが可能になった。複数のゾーンを空調する場合にも、ゾーンごとに温度設定ができ、最適な制御を実現することにより、酷暑や酷寒の環境下でも、快適性を維持したままエネルギー消費を抑制できる。
同システムは、新しいレクサスGSの一部モデルに搭載される。ドライバー席のみを空調する場合は、従来のカーエアコンに比べ、使用するエネルギーを通年で約2割削減できる。
登録日時:2012/07/11 06:00:15 AM