エネルギー・地球温暖化

2012年05月30日

 

北九州市、関門海峡で潮流発電の実証実験を開始

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  地方自治体  大学・研究機関 

 

JFS/City of Kitakyushu Starts Test of Tidal Power Generation in Kammon Straits
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福岡県北九州市は2012年3月17日、国内でも有数の潮流が速い関門海峡に面しているニッカウヰスキー株式会社門司工場桟橋横に潮流発電実験機を設置し、潮流発電の本格的な実証実験を始めた。発電状況を確認するほか、メンテナンス頻度やコスト等の課題を整理する。

潮流発電は自然エネルギーの一つで、潮の流れをプロペラ等で受け風力発電と同じ原理で発電する。北九州市では2010年度に総務省「緑の分権改革」推進事業を活用して調査を実施し、関門海峡の流速等のデータや法規制等の基礎的調査、実証実験の候補地選定を行った結果、流速は落ちるものの、制約の少ない今回の設置場所が適当との結論を得た。

2011年度からは九州工業大学(平木研究室)と環境や材料に関する事業を行う株式会社九州テクノリサーチと実証実験装置を製作、ニッカウヰスキーの協力を得て今回の実証実験開始の運びとなった。

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登録日時:2012/05/30 06:00:15 AM

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