エネルギー・地球温暖化

2012年04月11日

 

日本生命、データセンターの空調消費電力40%削減

Keywords:  地球温暖化  企業(非製造業) 

 

大手生命保険会社の日本生命は2011年12月28日、大阪府内に保有するデータセンターにおいて、削減に取り組んできた結果、空調消費電力を約40%削減できたと発表した。

2009年10月から2010年1月にかけて、日本IBMの協力のもと、データセンター内の温度分布や空調機の稼働状況などを調査・可視化し、最適な空調機の配置や風量の調節を行った結果、年間172万kWhの電力を削減した。

次いで2011年には日本IBMの気流制御ソリューションを導入し、サーバーを搭載するラックに覆いを被せる、IT機器間の隙間をパネルでふさぐなどの各種施策を通じて、電算室内の気流を制御し、冷気(サーバーの呼気用)と暖気(サーバーからの排気)を分離した。これにより空調機の運転効率が向上し、年間約130万kWhの電力削減となった。

合計で年間約300万kWh、約40%の消費電力削減となり、これは約880世帯分の年間電力使用量に相当し、CO2排出量は年間約1010トン削減となる。

登録日時:2012/04/11 06:00:15 AM

English  

 

参照元

日本生命: データセンターの消費電力の削減について
http://www.nissay.co.jp/news/2010/pdf/20100611.pdf
日本生命: データセンターの空調消費電力削減【第2弾】について
http://www.nissay.co.jp/news/2011/pdf/20111228.pdf


 

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