2011年09月24日
Keywords: 再生可能エネルギー エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業)
熱分析機器などを製造販売するアルバック理工は2011年5月31日、90℃のお湯により3kW級の発電ができる高効率可搬型小型発電システムの開発に成功したことを発表した。
地球温暖化防止や石油資源枯渇の観点から再生可能エネルギーの必要性は高まっているが、さらに東日本大震災の影響で、未利用エネルギーによる発電技術の実用化がより強く望まれている。特に150℃以下の低温熱源は、工場廃熱温泉熱など多く存在するものの、それらを利用したシステムはいずれも発電規模が50kW以上のものであり、量も大量に必要で工事費など初期コストもかかるため、低温熱源の多くは未利用のままであった。
このシステムでは、150℃以下の低温熱源で3~12kWの小規模発電を行なうことが可能。軽トラックで運搬可能なサイズで、騒音も少ないことから、設置場所の制約を受けにくく、未利用エネルギーの利用というニーズに貢献する技術の一つになる。
登録日時:2011/09/24 06:00:15 AM
アルバック理工
90 ℃のお湯で3 kW級の発電が可能な高効率可搬型小型発電システムの研究開発成果
http://www.ulvac-riko.co.jp/kaisya-5.htm#20110531