2010年12月20日
日本政府は2010年4月15日、気候変動枠組条約と京都議定書により毎年提出を義務づけられている温室効果ガスインベントリ(国家インベントリ報告書(NIR)と共通報告様式(CRF))を同条約事務局へ提出した。これは温室効果ガスを6%(対京都議定書の基準年値)削減する第一約束期間(2008~2012年)の初年(2008年)の報告である。
2010年4月版NIRは、日本における温室効果ガスの排出と吸収の目録(インベントリ)の作成体制、各排出源および吸収源による温室効果ガスの排出量および吸収量の推計方法、温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、ハイドロフルオロカーボン類、パーフルオロカーボン類、六ふっ化硫黄)および前駆物質等(窒素酸化物、一酸化炭素、非メタン炭化水素、二酸化硫黄)の1990~2008年度の排出および吸収状況を整理している。CRFは諸データを報告するための標準化された表のセット。
日本の2010年提出インベントリに対する集中審査は、条約事務局により任命された専門家レビューチームにより8月30日~9月4日ドイツのボンで行われた。
同NIRは下記URLよりダウンロードできる。また報告書冊子を送料負担で頒布している(日本国内のみ)。
2008年度の日本の温室効果ガス排出量、昨年度より6.4%減少(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030044.html
日本国温室効果ガスインベントリ報告書 --2010年4月--
http://www.cger.nies.go.jp/publications/report/i094/
http://www.cger.nies.go.jp/publications/
report/i094/i094.pdf
登録日時:2010/12/20 06:00:15 AM