交通・モビリティ

2010年09月16日

 

日本郵船 バラスト水処理システム国産第一号機の実用化決定

Keywords:  交通・モビリティ  企業(非製造業)  生態系・生物多様性 

 

JFS/First Japanese-Made Ballast Water Management System to Be Put into Commercial Use
Copyright 日本郵船株式会社


日本郵船は2010年6月24日、同社の自動車専用船にJFE エンジニアリングが開発したバラスト水処理システム「JFEバラストエース」を搭載することを発表した。このバラスト水処理システムは、国産で初めて国土交通省の型式承認を受けて実用化されたもので、その一号機の搭載は2010年8月の入渠工事に合わせて行われる。

船舶がバランスを保つために船底のタンクに保有する海水をバラスト水といい、通常荷揚港で注水し、荷積港で排出される。このバラスト水とともに運ばれてしまう海洋生物を処理し、生態系を乱すこと等がないようにするシステムをバラスト水処理システムという。2004年に採択されたバラスト水管理条約が発効すれば、全ての外航商船にこのシステムの設置が義務付けられ、新造船・既存船の順に2017年1月にかけて順次規制対象が拡大される。

日本郵船は、条約発効に先立ち、地球環境への配慮の一環としてバラスト水処理システムを船舶に搭載する検討を進めた結果、信頼性、将来性などを総合的に判断し、グループ会社であるMTIが実証試験段階から共同で携わった「JFEバラストエース」の採用を決定したもの。日本郵船が運航する船舶にバラスト水処理システムを搭載するのは今回が初めて。

バラスト水処理システム 国産第一号機の実用化決定
http://www.nyk.com/release/787/NE_100624.html

登録日時:2010/09/16 06:00:15 AM

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